行方の菊地さん夫妻 民泊活用、空き家募集 コンテストグランプリのプラン元に代行業開始

自宅の空き部屋を使って民泊を行っている菊地章雄さん(左)と早秋さん夫妻=行方市藤井
自宅の空き部屋を使って民泊を行っている菊地章雄さん(左)と早秋さん夫妻=行方市藤井
今年3月に行われた「第3回茨城県行方市ビジネスプランコンテスト」(市主催)でグランプリを獲得した同市藤井の菊地章雄さん(31)と早秋さん(30)夫妻が、同プランを元にした民泊の管理・代行業を始めた。現在は同市や周辺自治体で、民泊に使うための空き家を募集中。早秋さんは「使わないと建物は劣化する。大切な建物を良い状態で後世へ残す手伝いをさせてもらえたら」と話している。

「湖の近くの古民家を探していた」という夫妻は、2019年11月に行方市へ移住。その後、昨年6月から自宅の空き部屋を活用して民泊事業を始めた。昨年12月、コンテストを知り、市内で増加している空き家を活用するビジネスプランを考案した。

グランプリを受賞した「隠れ空き家を活用した家族で使えるワーケーション施設」は、使用していない実家や別棟を民泊施設として活用する際のコンサルタント業務や管理運営業務を行う。管理・サポート内容や費用は建物の所有者との話し合いで決める方針で、所有者側は民泊の利用があった際、料金の一部を受け取ることができる。

早秋さんは「地域の空き家には、管理する人がいないほか、愛着があって手放したくないというものもある。そうした建物を活用することで、少しでも地域の役に立てばいい」と話した。問い合わせは(電)080(3454)1926

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