新型コロナワクチン接種 高齢者7割、1回目終了 茨城県大規模会場新たに開設

つくば市など6市町の住民への接種が始まった産業技術総合研究所内の県営大規模接種会場=同市梅園
つくば市など6市町の住民への接種が始まった産業技術総合研究所内の県営大規模接種会場=同市梅園
新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種が茨城県内で始まってから12日で3カ月。県によると、県内で1回目接種を終えた高齢者の割合は68.7%(8日時点)で、大半の自治体は7月末完了を見込む。一方、ワクチンの供給不足から自治体の間では予約制限の動きが拡大。混乱が広がる市町村接種を補完しようと県は10日、大規模接種の追加会場を開設した。

県によると、県内の65歳以上の高齢者約84万人のうち、8日時点で1回目を終えたのは約57万人で、2回目接種率は37.2%(同)となっている。高齢者に先立つ医療従事者向け接種はほぼ完了した。

自治体が接種能力を向上させた結果、県内の1日当たりの接種回数は直近で約3万回、1週間当たりで約20万回まで増加。高齢者接種は44市町村のうち9割以上が7月末までに終える見通しだ。

一方、64歳以下の接種が本格化するのを前に、ワクチンの供給不足問題が表面化。県内への7月中の配分量は6月下旬と比べて4割も減り、7月下旬の2週分は自治体の希望量の約半分にとどまる。

影響で、水戸市は今月中旬に予定していた18〜44歳の予約開始を延期し、大規模会場の接種枠も縮小。同様の事態が県全域に広がり、県も「接種ペースを維持できるか不透明」と危機感を強める。

県の大規模会場は当面は高齢者を優先しつつ、64歳以下に拡大していく。10日は産業技術総合研究所(つくば市)と鹿島セントラルホテル(神栖市)の2カ所で開設され、12日には県立医療大(阿見町)と古河市生涯学習センター総和でも始まる。

県庁会場(水戸市)を含めると県営会場は計5カ所に増え、1日の接種人数は計4500人に拡大。利用できる自治体は37市町村となる。各会場とも当面の予約枠は埋まり、ワクチンも足りているという。

10日につくば会場の運営を見守った県保健福祉部の吉添裕明理事は「市町村へのワクチン供給が削減される中、大規模会場の役割はますます重要になる。しっかり運営していく」と語った。

最近の記事

ニュース一覧へ

全国・世界のニュース