新型コロナワクチン接種 茨城県日立市 64歳以下、急ブレーキ 供給減、高齢者は順調

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高齢者が午前9時半から途絶えることなく、正面入り口に向かう。茨城県日立市鮎川町2丁目のひたち医療センター(加藤貴史院長)。6月中旬から実施されている65歳以上向け集団接種の会場の一つだ。通常の外来診療が休みの毎週日曜日、360人ずつ接種を受け持つ。

聖火リレーが同市内を走った4日も30分刻みで30人ずつが訪れ、スムーズな動線で接種に臨んだ。

「ワクチンを打てば、ちょっと安心」。同市中成沢町の女性(69)は1回目を終え、ほっとした表情を浮かべた。

同センターの島田匡彦医療技術部長は「年配の人は早く打ちたいとの思いが強い。高齢者接種は順調。心配していた副反応も今のところ出ていない」と話す。

かかりつけ医での個別接種を基本とする同市の高齢者接種は、国が打ち出した「7月完了」に向け、集団接種も組み合わせて進む。

ただ、64歳以下はペースダウンを余儀なくされる。ワクチン供給が7月に入って急激に絞られたためだ。

高齢者の予約が8割に達したことを見定め、市は1日、16〜64歳の約9万7千人に接種券を発送。優先度の高い基礎疾患がある市民と居宅・障害福祉サービス事業者従業員は9日、50〜64歳は14日に予約・接種を始める日程を決めた。

だが、7月のワクチン供給量は市の見込みより6割も少ないことが判明。「供給を大きく減らされたのでブレーキを踏む」(地域医療対策課)事態に追い込まれる。現状の供給量では50〜64歳約3万6千人に回せるワクチンはわずか。市は8日に急きょ、予約・接種開始日の延期を発表した。

供給量は8月以降も7月と同程度とみられ、市は64歳以下の年齢を細かく区切って対応する方針だ。国が目指す「11月完了」について、市は「供給が減ったままでは難しい」(同課)との見方を示す。

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