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東京五輪・クレー射撃 中山由起枝選手、28日に予選 同級生やママ友が声援 茨城・結城

東京五輪に出場する中山由起枝選手にエールを送る同級生やママ友たち=結城市新福寺
東京五輪に出場する中山由起枝選手にエールを送る同級生やママ友たち=結城市新福寺
中山由起枝選手
中山由起枝選手
「気負わず突き進んで」-。東京五輪のクレー射撃女子トラップ予選に28日、茨城県結城市出身の中山由起枝選手(42)=日立建機=が出場する。同市は、中山選手が小中学校で学び、子育てと競技を両立する日常生活を過ごしてきたホームタウンだ。中山選手の公私にわたる頑張りに、同級生やママ友たちの間には、深い共感と応援の輪が広がっている。

中山選手は五輪出場5回目で、20年以上活躍するベテラン。子どもの時から、地元では女子ソフトボール選手として知られる存在だった。本職の競技の傍ら、長女芽生さん(19)が所属していた結城中の女子ソフトボール部で外部コーチとして部員を指導するなど、地域の活動もこなしてきた。

「とにかく明るく真面目。周りの面倒をよく見て、自分より他人という価値観だ。同級生だけど叱ってくれるし、わがことのように一緒に喜んでくれる」。同市結城の飲食店経営、村山友子さん(43)は、中山選手の人柄を表現する。

埼玉栄高(さいたま市)の女子ソフトボール部で投手だった村山さんは、捕手だった中山選手とバッテリーを組んだ。中山選手が主将を務めた3年時の全国高校総体で準優勝。中山選手は抜群の動体視力と下半身の強さを生かし、射撃の世界に飛び込んだ。

同市新福寺で美容室を営む松田美穂子さん(55)と夫の恭紀さん(56)は、長女が結城中の女子ソフトボール部に所属した縁で、一緒に食事をするなど家族ぐるみの交友を続けている。

ソフトボールのコーチ姿を見て、松田夫妻は指導の的確さだけでなく洞察力に感心した。美穂子さんは「元気のない子がいると『おうちで何かあった?』と声掛けしていた」。恭紀さんは「悩みを抱える子の相談に乗り、親と板挟みになるようなこともあった」と振り返る。

中山選手の強さの秘訣(ひけつ)とは。結城西小、結城中で同級生だった会社員、加藤直美さん(43)=同市結城=は「子どもの頃から家族仲がとても良い。にぎやかで楽しい友達みたい。ソフトボールも含め、競技を巡る家族の支えはすごかった。芽生さんとの関係も姉妹のよう。家風を継承している」と指摘した。

中山選手への応援の言葉は、知人たちがどれも共感するものだった。

「昔から努力家で何事も負けずに取り組む姿を見てきた。メダルが取れれば彼女の人生に最高のものになる」と加藤さん。村山さんは「気負わず、そのまま突き進めばいい。そして、日本を背負って立つ指導者になってほしい」。松田夫妻は「今回は芽生さんの大学進学時期と重なり苦しかったと思う。集大成のために頑張って」と声援を送った。

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