茨城・常陸太田 「太田餃子」評判上々 コロナ禍、居酒屋が新事業

「野菜たっぷりの自然派ギョーザを味わってほしい」と話す川上正明さん=常陸太田市町田町
「野菜たっぷりの自然派ギョーザを味わってほしい」と話す川上正明さん=常陸太田市町田町
茨城県常陸太田市産の野菜をたっぷり使い、化学調味料を最小限に控えた冷凍生ギョーザ「太田餃子(ギョーザ)」がお目見えした。コロナ禍に直面する居酒屋社長が店ののれんと従業員の雇用を守るため、新規事業に挑戦した。自然派ギョーザは早速、市内の食品スーパーに特売コーナーが登場するなど、評判を呼びつつある。

製造販売するのは、市内で居酒屋「なごみ家」を営む同市町田町の川上正明さん(42)。実家の畑そばに製造所を造り、6月から販売を始めた。

こだわったのは、自家栽培した減農薬野菜を新鮮なうちに加工し、化学調味料の使用をできるだけ控えた安心・安全なギョーザ。豚肉も茨城県産を使用し、無添加の純正豚油を使うなど、原材料の一つ一つを厳選した。

なごみ家は2013年7月に開業し、鶏肉の唐揚げ「太田ザンギ」が看板メニューの人気店。しかし、昨年来のコロナ禍で売り上げは約8割減少し、「弁当販売、テークアウトだけでは店ののれんと従業員の雇用を守れない」と新規事業を模索した。

その中で、家族や親戚などで営む「なごみファーム」に着目。店で使用する米や野菜の供給元として7年前に立ち上げた自社農場で「常陸太田のおいしい野菜を各家庭で楽しんでもらおう」と、冷凍生ギョーザの製造販売を思い立った。

なごみ家の窮状を知る食品スーパー関係者から早々に注文が入り、消費者の反応も「体に優しい味」「おいしい」と上々。評判を聞き付けた別の食品スーパーからも商談が舞い込んでいるという。

川上さんは「新型コロナ前と変わらないメンバーで、一緒に働けているのが一番ありがたい。人のご縁に感謝している。太田餃子を長く愛される商品にしていきたい」と話している。

1パック13個入り。にんにく有無の2種類。希望小売価格540円。

最近の記事

ニュース一覧へ

全国・世界のニュース