「銚電」支援の輪広げよう 講座「931(救済)ソムリエ」 女優の池上さん講師 歴史や自虐商品紹介

受講者に送られる缶バッジとオリジナル弧廻手形を持つ池上恵さん=守谷市内
受講者に送られる缶バッジとオリジナル弧廻手形を持つ池上恵さん=守谷市内
千葉県銚子市のローカル鉄道・銚子電鉄(銚電)の歴史や現状を広く知ってもらい、支援の輪を広げようと、文筆家の寺井広樹さん(41)が講座「銚電931(救済)ソムリエ」を実施している。1時間の講義で、銚電を助けるスペシャリストを育てる「資格講座」。講師は同電鉄を舞台にした映画「電車を止めるな!」のキャストが務めており、茨城県守谷市出身の女優・池上恵さん(42)も参加している。池上さんは「一人でも多くの方に、銚電の931ヒーローになってほしい」と呼び掛けた。

銚電は銚子市内を走る全長6.4キロのローカル鉄道。乗客数の伸び悩みによる慢性的な経営危機で知られており、これまで、経営状況を逆手に取った(経営が)「まずい棒」や「鯖威張るカレー」などのユニークな商品開発で話題を集めてきた。

銚電931ソムリエについて、寺井さんは「銚電は、自虐やなりふり構わないイメージこそよく知られているが、当然それだけではない。そこに至る経緯や、銚電愛あふれる社員の方々についても知ってもらいたかった」と企画。さらに、同社が来年に創立100周年を迎えることに触れ「無事に節目の年を迎えられるよう、この企画が支援の輪を広げられるきっかけになれば」と話した。

講義はビデオ通話アプリ「Zoom」を使い、1回1時間程度。同社のホームページから申し込む。内容は銚電の歴史や車両・スタッフ紹介、苦境に立ち向かう自虐商品-などをユーモアたっぷりに紹介する。受講者には銚電931ソムリエ認定缶バッジとソムリエ限定オリジナル弧廻(こまわり)手形(オリジナル1日乗車券)が送られる。受講料は9310円。

池上さんは、映画には謎の霊媒師「広瀬じゅず」役で出演。これまでに2回講師を務めており、「講義の要点は会社から伝えられるが、講師には大きな裁量が与えられているので、各自オリジナリティーあふれる講義をしている」と紹介した。歌を披露したり、パワーポイントを使った資料を用意したりしているほか、映画の配役に扮して講師を務めるパターンもあるという。

池上さんは「映画の出演をきっかけに、銚子電鉄とのご縁ができた。地元茨城の方にも銚電を知ってもらい、互いに助け合うことでみんながハッピーになってくれたらいい」と話した。

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