いばらき紀行 ()
《いばらき紀行》茨城県城里町 文化財守る煙

土間でまきをたき、かやぶき屋根を保護する薫蒸。地域住民らが、築350年の曲がり屋を保全する活動を行っている=城里町上古内
土間でまきをたき、かやぶき屋根を保護する薫蒸。地域住民らが、築350年の曲がり屋を保全する活動を行っている=城里町上古内
築350年の曲がり屋に、白煙が立ち込める。茨城県城里町上古内にある国の登録有形文化財「島家住宅」で、かやぶき屋根を保護する薫蒸(くんじょう)が行われた。

土間でまきをたき、屋内をいぶすことで、防虫や防腐の効果が得られる。月に1度、薫蒸のため地域住民が集う。

町に住宅を寄贈した島洋子さん(78)は「庄屋だった先祖から預かった家。朽ち果てるのはいたたまれない。地域で(面倒を)見ていただきうれしい」と話す。新たな世代に引き継がれた曲がり屋は、白煙と共に、再び時を重ねる。

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