中川祐俊さん遺作展 茨城・坂東郷土館で 書画や彫刻など100点

中川祐俊さんの遺作を見る国立恵俊さんら=坂東郷土館ミューズ
中川祐俊さんの遺作を見る国立恵俊さんら=坂東郷土館ミューズ
茨城県坂東市生子の萬蔵院前住職で2005年8月に92歳で死去した中川祐俊さんの17回忌に合わせ、坂東郷土館ミューズ(同市山)で遺作展が開かれている。中川さんが手掛けた書画や彫刻、思い出の写真など約100点が展示されており、故人の人柄と業績をしのぶ内容となっている。9月30日まで。

1913年生まれの中川さんは、真言宗豊山派の最高責任者である「管長」を務めた人物。92年にはローマ教皇ヨハネ・パウロ2世=当時=に特別謁見(えっけん)するなど仏教界で多大な功績を残した。その一方で、地元では社会福祉法人「慈光学園」を創設するなど地域福祉の向上にも尽力した。

今回の遺作展では、これらの活動の傍ら、中川さんが生前手掛けた芸術作品を一堂に展示。自身が得意としたユニークなだるま(七転八起)絵をはじめ、仏教思想に基づく書や等身大の自刻像などが飾られている。中でも縦2・6メートル、横2メートルの巨大なだるま絵が来場者を圧倒する。

中川さんのおいで、栃木県鹿沼市から訪れた医王寺名誉住職の国立恵俊さん(77)は「中川祐俊さんは第二の父親のような存在。戦時中は陸軍大尉で、私生活も厳しい人だった。一度も褒められたことはなかった」と故人を懐かしんだ。

入場無料。月曜(祝日の場合は翌日)と祝日の翌日は休館。新型コロナウイルスの感染拡大により茨城県がまん延防止等重点措置適用となったことから、31日までは市民のみ入場を受け付ける。また感染状況によっては休館日が増える場合もある。来館前に同館ホームページで要確認。問い合わせは同館(電)0280(88)8700

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