宇宙旅行へ人材育成 茨城・境町でアストラックス 施設開設、教育イベントも

ASTRAX宇宙センター内部=境町
ASTRAX宇宙センター内部=境町
宇宙船訓練シミュレーターで笑顔を見せる山崎大地社長(左)と関係者=境町内
宇宙船訓練シミュレーターで笑顔を見せる山崎大地社長(左)と関係者=境町内
宇宙ベンチャーのASTRAX(アストラックス)(神奈川県鎌倉市、山崎大地社長)は「民間宇宙事業創造教育訓練センター」(通称ASTRAX宇宙センター)を茨城県境町に開設した。今後、世界の宇宙ビジネスネットワークを有効活用しながら、境町を拠点に宇宙旅行や宇宙医療、宇宙飲食、宇宙衣服など多彩な事業を展開していく。

同センターは、主に宇宙飛行ミッションや宇宙旅行者へサービスをするフライトアテンダント(客室乗務員)・宇宙飛行士の育成、教育用動画の撮影などをする施設で、子ども向けの宇宙教育や宇宙関連イベントも実施する。稼働頻度は不定期で、必要に応じて目的に合わせて利用する。

センターには、海外で開発中の民間宇宙船の運用支援管制センターや宇宙船訓練シミュレーターなどを備えるほか、米宇宙ベンチャーのスペースXなど世界の民間宇宙センターや宇宙関連施設と連動し、一般人が宇宙開拓のための多彩な教育や訓練を受けられるようにする。

宇宙船訓練シミュレーターは、宇宙旅行会社の米ヴァージンギャラクティックの宇宙船「ユニティ」や米ワールドビューエンタープライズの宇宙船「ボイジャー」を模擬したものを設置。今後、スペースXの宇宙船「クルードラゴン」や宇宙船開発の米ブルーオリジンの宇宙船「ニューシェパード」、米スペースパースペクティブの宇宙船「ネプチューン」を模擬した宇宙船訓練シミュレーターや宇宙関連グッズなどを大学生や地元の高校生らと共同開発していく。

同センターには宇宙食などが味わえる飲食店を8月下旬〜9月初旬にオープン予定。

アストラックスは、本社がある鎌倉市で「ASTRAX宇宙センター鎌倉」を6年間運用してきたが、設置場所の契約満了に伴い、移転先を検討。坂東市の「宇宙居酒屋ゆかり」、境町の平井自動車、和食レストラン「ばんどう太郎」などを展開する外食チェーンの坂東太郎(古河市)などの協力を得ながら候補地を探し、境町に決定した。

民間宇宙飛行士でもある山崎社長は「宇宙での結婚式や葬儀(宇宙葬)など誰でも宇宙に行ける時代が現実のものとなってきている」と意気込んでいる。

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