松村監督、茨城・阿見町が制作 予科練生の経験、再現ドラマに 戦争の記憶、継承

阿見町が制作したドラマ「若鷲に憧れて」の一場面(映像より抜粋)
阿見町が制作したドラマ「若鷲に憧れて」の一場面(映像より抜粋)
阿見町がドラマと併せて制作したドキュメンタリー「阿見町の戦跡めぐり」の一場面(町提供)
阿見町がドラマと併せて制作したドキュメンタリー「阿見町の戦跡めぐり」の一場面(町提供)
戦争の記憶を次世代に伝えようと、茨城県阿見町は、元予科練生の経験を基にした再現ドラマ「若鷲に憧れて〜元予科練生の回顧録〜」を制作した。映画「天心」や「サクラ花」を手掛けた松村克弥監督が脚本・監督を務め、俳優の石井正則さんらが出演。当時の写真や映像を織り交ぜながら、予科練生の訓練や生活を回顧する。動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。

町広報戦略室によると、町は旧海軍の航空隊が置かれた「海軍の町」として歴史を歩んだ。町内には関連の史跡が残り、元予科練生や遺族も住んでいることから、戦争の記憶の風化を防ぎ、多くの人に知ってもらおうと制作した。

ドラマは、元予科練生の戸張礼記さん(92)=同町=の経験談を基に制作された。石井さんが、若かりしころの戸張さん(演・藤大道さん)と出会い、当時を振り返るストーリー。52分40秒の作品で、予科練平和記念館(同町廻戸)で撮影された。予科練生の厳しい訓練や授業の様子、戦争の悲惨さ、平和の尊さを描く内容。戸張さん本人も出演し、「人間は二度死ぬ。一度目は亡くなった時。二度目は忘れ去られた時だ」と訴える。

18日からは、合わせて制作されたドキュメンタリー「阿見町の戦跡めぐり」もユーチューブで公開する。石井さんが案内人として、海軍航空隊に関連した町内の史跡を巡る。「若鷲の歌」を作曲した作曲家・古関裕而さんと町との関連なども紹介する。

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