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茨城県知事選 大井川県政に審判 19日告示 現新2氏の争いか

大井川和彦氏、田中重博氏(左から)
大井川和彦氏、田中重博氏(左から)
任期満了に伴う9月5日投開票の茨城県知事選は19日、告示される。立候補を表明しているのは、ともに無所属で、2回目の当選を目指す現職の大井川和彦氏(57)=自民、公明、国民民主推薦=と、新人で元茨城大副学長の田中重博氏(74)=共産推薦=の2氏。17日間の日程のうち、告示日を除き国の緊急事態宣言下となる異例の選挙戦で、新型コロナウイルス対策や、1期4年の“大井川県政”に対する審判が主な争点になるとみられる。

大井川氏は土浦市生まれ、日立市育ち。県立水戸一高、東京大を経て、1988年に通産省入省。経済産業省政策調整官補佐などを務め、退官後の主な役職はマイクロソフトアジア執行役員、ドワンゴ取締役など。2017年の前回知事選では自民党や公明党の推薦を受け、7期目を目指した当時の現職、橋本昌氏ら2氏を破り初当選した。

今回の選挙では、新型コロナ感染拡大防止の観点から出陣式は行わず、告示日は水戸市内で必勝祈願を少人数で実施するにとどめる。選挙期間中は街頭演説も行わない方針。

感染拡大防止を徹底し、陣営はインターネットの会員制交流サイト(SNS)などを駆使した「異例の選挙戦」に挑む。公約では、医療提供体制強化など新型コロナ対策や、「茨城県の潜在能力を発揮する挑戦」に取り組んだ実績を強調しながら継続を訴える。

田中氏は大阪府豊中市出身で水戸市在住。市民団体「いのち輝くいばらきの会」が擁立した。京都大大学院経済学研究科博士課程を修了後、茨城大人文学部教授などを経て、10〜12年に副学長を務めた。専門は地方自治や地方財政などで、13年の知事選に出馬し当時の現職に敗れている。

告示日の19日は、午前10時から水戸市白梅に開設した選挙事務所で出陣式を行い、午後4時にJR水戸駅南口さくら東公園で第一声を上げる。感染対策を徹底した上で、1日4〜5地区を巡る遊説での街頭演説を当初案から半減し、各日2回ほどに抑えて実施する。個人演説会も行わず、新型コロナに対応した選挙戦を展開する。

田中氏は「県民の命と暮らしを守る」を掲げ、コロナ対策強化や東海第2原発の再稼働反対、大型公共事業による税金の無駄遣い解消などを訴えていく。

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