「夢かなえる指導者に」Sクライミング五輪銅メダル・野口さん市長表敬 茨城・龍ケ崎

龍ケ崎市役所を訪れ、東京五輪スポーツクライミング女子複合での銅メダル獲得を報告した野口啓代さん=同市役所、鹿嶋栄寿撮影
龍ケ崎市役所を訪れ、東京五輪スポーツクライミング女子複合での銅メダル獲得を報告した野口啓代さん=同市役所、鹿嶋栄寿撮影
東京五輪での銅メダル獲得を中山一生龍ケ崎市長(右)に報告した野口啓代さん=同市役所、鹿嶋栄寿撮影
東京五輪での銅メダル獲得を中山一生龍ケ崎市長(右)に報告した野口啓代さん=同市役所、鹿嶋栄寿撮影
東京五輪のスポーツクライミング女子複合で銅メダルを獲得した茨城県龍ケ崎市出身の野口啓代さん(32)=TEAM au=が18日、市役所に中山一生市長を表敬訪問した。「苦戦したがメダルを取れてよかった」と激闘を振り返るとともに、指導者として活動したいとの意欲を示した。

野口さんは同日午後3時ごろ、横断幕を掲げた市職員の歓迎を受けて市役所に到着。用意されたくす玉を割ると、笑みを浮かべた。

市長らとの歓談で野口さんは「メダルは厳しい状況だったが、最後のリードで振り絞り、出し尽くそうとしたことがメダルにつながった」と熱戦を回顧した。

今大会を集大成として現役を退く考えを明らかにしており、引退後の方針については「日本人選手の金メダルを見たい。(競技を)始めようという子たちの夢や目標をかなえられるような指導者になりたい」と語った。

市は、市総合体育館「たつのこアリーナ」に練習用の壁を置く場所を提供し、特別奨励金を贈るなどして支援してきた。

中山市長は「市にとってはこれ以上ない名誉だ。市民の願いをかなえてくれた。市民を代表してお礼申し上げる」とたたえた。

野口さんは生まれも育ちも龍ケ崎市。小学5年の頃に家族旅行先のグアムでクライミングと出合った。2008年には日本人女性初のボルダリングワールドカップ(W杯)優勝。W杯年間総合優勝は4回を数え、パイオニアとして存在感を示してきた。

スポーツクライミングは今大会で初採用され、スピード、ボルダリング、リードの3種目で競った。野口さんはいずれも4位で、総合力の高さを発揮した。

市出身者では、1964年の前回東京五輪の柔道で金メダルに輝いた岡野功さん以来のメダル獲得。今大会では茨城県出身者で唯一のメダリストとなった。

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