金属製ふた盗難続発 北茨城、高萩 計39枚、換金目的か

金属製のふた「グレーチング」が盗まれていた現場。危険なため、コンクリート製のふたで閉じてある=北茨城市磯原町内野
金属製のふた「グレーチング」が盗まれていた現場。危険なため、コンクリート製のふたで閉じてある=北茨城市磯原町内野
金属製のふた「グレーチング」
金属製のふた「グレーチング」
道路の側溝などに設置される金属製のふた「グレーチング」の盗難が、6月から今月にかけて茨城県の北茨城、高萩の両市内で相次いでいる。被害枚数は両市合わせて今月中旬までに39枚。中には道路を横断するふたがなくなり、大きな事故につながりかねない悪質なケースがあった。換金目的で何者かが持ち去ったとみられ、両市はパトロールを強化。高萩署も被害を把握し、窃盗事件として捜査している。

北茨城市ではまず6月25日、市内の工業団地内でグレーチング8枚が盗まれた。今月に入り、7〜11日に4件の被害が市道で相次いで判明。4〜9枚ずつ、計23枚がなくなっていた。

被害の中には、道路を横断する形で設置しているグレーチングが盗まれた場所があり、市民の男性が軽トラックを運転中、タイヤがはまってしまうケースもあったという。運転していた男性にけがはなく、自力で抜け出した。

危険箇所は市建設課がコンクリート製のふたで閉じたが、今後も別の場所でグレーチング盗が発生する可能性がある。同課は「車や歩行者などが転落する恐れがあり、危険なので注意してほしい」と呼び掛けている。

高萩市でも7月24日から今月12日にかけ、4カ所計8枚の被害を確認した。北茨城市と同様、道路を横断して設置するグレーチングが外された箇所があった。車両や歩行者への被害はなかった。コンクリート製のふたで閉じたり新たなグレーチングを発注したりして対応した。

両市の被害箇所は人目に付きにくい場所も多く、通行して気付いた市民が市に通報したほか、担当課がパトロール中に発見していた。

盗まれたグレーチングは長さ約1メートル、幅30〜40センチのものが多い。北茨城市によると、被害額は1枚当たり1万円程度になるという。両市は警戒を強化し、高萩署が窃盗事件として捜査している。

県高萩工事事務所によると、管内(北茨城、高萩、日立の3市)の県道や国道で同様の被害は確認されていない。

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