茨城・小美玉の百里オスプレイ訓練 地元区長、中止申し入れ 防衛相など関係機関に 「危険性高い」と抗議

百里防衛事務所で小林雅史防衛事務官(左)に申し入れ書を手渡す長島洋治会長と協議会メンバー=小美玉市小川
百里防衛事務所で小林雅史防衛事務官(左)に申し入れ書を手渡す長島洋治会長と協議会メンバー=小美玉市小川
航空自衛隊百里基地(茨城県小美玉市百里)で陸上自衛隊の輸送機オスプレイが飛行訓練する計画を巡り、基地周辺の26行政区長でつくる百里飛行場周辺整備協議会(長島洋治会長)は24日、訓練の中止を求め、防衛大臣、防衛省北関東防衛局長、知事、市長などに宛てた申し入れ書を各関係機関に提出した。同局は今月18日、初回の訓練を26日に実施すると周辺市町や県に予告している。

申し入れ書は長島会長と、区長26人のうち24人の連名。オスプレイは「危険性が極めて高い」として百里基地での訓練計画に強く抗議し、訓練中止を求めた。申し入れが退けられた場合は、受忍してきた百里基地の運営や諸行事への理解に「大きな影響を与える転機となる」とくぎを刺した。

前文では、(1)計画は新聞報道で知らされるまで一切説明がなく寝耳に水で、周辺住民を無視(2)市は同防衛局に「オスプレイの訓練参加は容認できず、計画に位置付けない」と再三要望しており、実行することは住民をないがしろにする行為-と批判した。

協議会メンバーら7人はこの日、市内の同防衛局百里防衛事務所と市役所、県庁を訪れた。各所で長島会長が文面を読み上げ、申し入れ書を担当者や市長に手渡した。

防衛大臣、同防衛局長、百里基地司令宛ての文書を受け取った同事務所施設係長の小林雅史防衛事務官は「住民の方々のお気持ちと合わせて、進達させていただく」と述べた。

取材に対し島田穣一市長は、市から協議会への説明不足を認めながら「防衛局が地域住民に直接説明するのが筋。再三要請しているが実現できなかった」と語り、今後も住民に対する説明を求めていくとした。

協議会はこれまで、百里基地と周辺地域の共存共栄を目的に、関連行事や事業に参加。首都圏防衛機能を担う同基地に理解を示してきた。

長島会長は「オスプレイがポンと入ってくるのはあんまりだ。強行されるという感情。もう少し地元の声を反映しなければだめだ」と不快感を示した。訓練中止に向けては「市、県の責任者に何とか話をしてもらい、解決するしかない」と語った。

訓練は26日、陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)に暫定配備中のV22オスプレイが、百里基地に飛来する。

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