茨城・守谷の小中学校 夏休み明け、オンライン授業開始 コロナクラスター防止を最優先

オンライン授業が始まり、画面越しに理科の授業を行う石塚直登教諭=守谷市立守谷中
オンライン授業が始まり、画面越しに理科の授業を行う石塚直登教諭=守谷市立守谷中
茨城県守谷市内の市立小中学校で25日、夏休み明けの授業がオンラインで始まった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県独自の非常事態宣言と国の緊急事態宣言の中、児童生徒の安全・安心を確保しながら授業を行う。宣言期間の9月12日まで実施する。市教委の町田香教育長は「学校内でのクラスター未然防止を最優先とした。休校することなく学びの保障を確実にしたい」と話す。

同市は学校のICT(情報通信技術)化を進め、2015年から市立全小中13校の普通教室全てに大型電子黒板を備え、児童生徒は通常の授業でもタブレット端末を活用。本年度には学校と家庭間限定のポータルサイトを全校で構築し、臨時休校に備えてオンラインでも授業ができるよう試行してきた。

夏休み明けの授業再開となった同日、同市百合ケ丘の守谷中(小池義寿校長、生徒386人)では、ほとんどの生徒がオンライン授業に参加した。各教室では担任の教師が朝の会を開き出欠確認。全校集会で小池校長が「このような始まりとなり不安もあると思うが、先生も工夫している。皆で頑張っていきましょう」と呼び掛けた。

1学年では、1、2組が社会、3、4組が理科の授業をそれぞれ合同で行った。理科の授業では生徒たちは水溶液について学んだ。担当する石塚直登教諭(30)は、パソコンとマイク、カメラを用意し、大型電子黒板には生徒たちが映し出された。石塚教諭は水を入れたビーカーに砂糖を溶かし、水溶液について説明するなどしながら授業を進めた。生徒たちは教諭の問い掛けに、チャットや音声で答えるなどしていた。

植谷颯太(うえたにそうた)さん(12)は「皆がいる学校の方が本当はいいけど、オンラインだと先生との距離が近く感じるなどいいところもある。最初は戸惑ったけどいい感じにできた」と感想。石塚教諭は「オンラインなのでICT機器のいいところを意識した。手元の物をカメラで拡大したり、チャットを活用したり。生徒は皆よくやってくれたと思う」と手応えを話していた。

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