茨城・小美玉 ひょうたん美術館 全国から集めた1万点 艶やかな茶色 楽器の一部にも

漆塗(うるしぬ)りされた大長ヒョウタン(右)と自然のままの大長ヒョウタンを紹介してくれた大和田靖子副館長=小美玉市小岩戸のひょうたん美術館
漆塗(うるしぬ)りされた大長ヒョウタン(右)と自然のままの大長ヒョウタンを紹介してくれた大和田靖子副館長=小美玉市小岩戸のひょうたん美術館
土蔵の壁にずらりとぶら下げられたヒョウタン=小美玉市小岩戸のひょうたん美術館
土蔵の壁にずらりとぶら下げられたヒョウタン=小美玉市小岩戸のひょうたん美術館
みなさん、茨城(いばらき)県小美玉(おみたま)市小岩戸(こいわと)に、日本でも珍(めずら)しい美術館(びじゅつかん)「ひょうたん美術館(びじゅつかん)」があるのを知っていますか。全国から収集(しゅうしゅう)されたヒョウタンが何と1万点も展示(てんじ)されています。同館副館長の大和田靖子(おおわだやすこ)さんに案内してもらいました。どんなヒョウタンがあるかな?

■70年かけて

この美術館(びじゅつかん)は1997年、初代館長・大和田三五郎(おおわださんごろう)さん(1919〜2008年)が珍(めずら)しいヒョウタンを知ってもらたいと造(つく)りました。三五郎(さんごろう)さんは日本各地の農家から、約70年かけて集めていったそうです。「ヒョウタンは、二つとして同じ形がないのが魅力(みりょく)」(大和田(おおわだ)さん)。

美術館(びじゅつかん)一角にある展示場(てんじじょう)には、いろりやかまどでいぶされた艶(つや)やかな茶色のヒョウタンが鈴(すず)なりにぶら下がっています。「100年以上たった自然な色」というから驚(おどろ)きです。

■「大長」も

ヒョウタンは世界の楽器の一部にも使われています。アフリカの木琴(もっきん)「バラフォン」や、ブラジルの民族楽器「ビリンバウ」、中国で愛用されている楽器「ひょうたん笛」…。展示場(てんじじょう)でも触(ふ)れることができます。

築(ちく)100年以上たつ土蔵(どぞう)には、上下のくびれがある「千成(せんなり)ヒョウタン」など、さまざまなヒョウタンが壁(かべ)につるされたり飾(かざ)られたりしています。中でも珍(めずら)しいのが、長さ1メートル以上もある「大長(おおなが)ヒョウタン」。また、希少価値(かち)が高いとされる数センチほどの「極小(ごくしょう)ヒョウタン」も目を引きます。

他にも、火縄銃(ひなわじゅう)や刀剣(とうけん)、ヒョウタンの形が表現(ひょうげん)された、世界に誇(ほこ)る板画家・棟方志功(むなかたしこう)(1903〜75年)の作品や明治・大正期の文人画家・富岡鉄斎(とみおかてっさい)(1837〜1924年)の作品など貴重(きちょう)な古美術品(こびじゅつひん)も鑑賞(かんしょう)できます。

要電話予約。ひょうたん美術館(びじゅつかん)(電)0299(48)4088

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