夏休み明け学校 茨城県教育長、リモート学習を検討 部活動原則禁止継続も

定例会見で学校運営の方針などについて語る小泉元伸県教育長=県庁
定例会見で学校運営の方針などについて語る小泉元伸県教育長=県庁
新型コロナウイルス感染拡大に伴う国の緊急事態宣言下、多くの学校で夏休みが明ける9月1日が迫り、小泉元伸茨城県教育長は26日、1日以降の学校運営の方針について、オンライン授業などによる「リモート(遠隔)学習」とする方向で検討していることを明らかにした。県立学校だけでなく、公立小中学校を所管する市町村教委にも同様の対応を求めるとし、近日中に正式な方針を出すという。

26日に開かれた教育長定例会見で言及した。小泉教育長は、全国で1週間の20歳未満の感染者が第4波ピーク時の4倍以上になったことに関し、茨城県でも同じ傾向と指摘。その上で、1日以降の対応は「通常登校はあり得ない。どういうやり方が感染拡大防止、学習支援の両方に効果があるかを鋭意詰めている」と話し、検討の方向性としては「リモート学習」とした。

オンライン授業の実施に向けては、国の「GIGAスクール構想」により、小学生や中学生への1人1台端末配備が完了している。一方で、通信環境のない家庭へのモバイルルーター貸し出しの準備ができていない市町村もあり、「リモート学習のやり方は市町村によって変わってくると思う」と見解を述べた。

リモート学習の支援は、オンラインでの双方向授業や課題のやりとり、県教委提供の小中学生向け授業動画「いばらきオンラインスタディ」視聴、紙の課題配布などの手法がある。オンラインスタディは、昨春からの臨時休校をきっかけに整備がスタート。県教委によると、小中5教科の1年分を網羅する約3600本が視聴できる状況になっている。

小泉教育長はこのほか、8月中は原則禁止とした部活動を巡り、「学校における感染の一番の原因は部活。対応は継続するべき」と1日以降の方向性を示した。ただ、全国大会につながる地区大会については「何らかの方法でできる方法を考えてあげないと」と思いを語り、関係者と協議を進めているとした。

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