茨城・龍ケ崎官製談合「外部者が市政介入」 第三者委、12月にも本報告書

龍ケ崎市役所
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茨城県龍ケ崎市発注の工事を巡る官製談合事件で、調査のために置かれた第三者委員会は1日、市議会全員協議会で経過を報告した。委員長の明石順一弁護士は現状での考えとして「外部者が市政に介入した。職員の倫理の問題だけにしてはならない」と指摘した。

明石委員長は経過報告書で、事件の背景に関して、市職員へのアンケート調査や刑事記録の閲覧に基づき「外部者が市の人事権に影響力を持ち、市政に介入したことが主要因」と指摘。委員会の提言は「不正や介入をいかに防ぐかという視点で構成していく」との現状認識を示した。

改善策としては、市と利害関係のない第三者組織が内部通報を受ける体制づくりなどを提言する方針で進める。12月をめどに本報告書をまとめたい考え。

第三者委を巡っては7月、市側が再発防止に向け内部組織を設立する際、構想段階で第三者委側に連携を持ち掛けた経緯がある。明石委員長は全協で「委員会の独立性が損なわれる危機感がある」と強調。独立性を保障するよう求めた。

中山一生市長は茨城新聞の取材に「第三者委の領域を犯したつもりは一切なく、すれ違いがあった。厳格に取り組まれていることに感謝する。提言を実行していく決意を新たにした」と述べた。事件では、入札情報を漏らしたとして、副市長に加え、市社会福祉協議会副会長(いずれも当時)らが官製談合防止法違反容疑で逮捕、同罪で起訴されるなどした。

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