茨城・常陸太田岡部合名会社 「ひやおろし」出荷開始 蔵で熟成

「ひやおろし」の商品と出来栄えをアピールする岡部彰博専務=常陸太田市小沢町
「ひやおろし」の商品と出来栄えをアピールする岡部彰博専務=常陸太田市小沢町
茨城県常陸太田市の蔵元で、冬に搾った日本酒を加熱殺菌して夏の間は蔵で熟成させた「ひやおろし」の出荷を始めた。ひと夏寝かせた分、新酒と比べてまろやかで優しい口当たりの秋の酒として珍重されている。蔵元では「冬がしっかり寒くなったことで、きれいでうま味のあるものに仕上がった。自信を持って送り出せる商品」と話している。

ひやおろしは、冬に搾った新酒を春に加熱殺菌して貯蔵し、夏を過ぎて2度目の加熱殺菌をしないで、「冷や」のまま出荷する酒。うま味、甘味、酸のバランスがよく、食中酒に向いているという。同市小沢町の蔵元、岡部合名会社(岡部守博社長)では1日から瓶詰し、ラベルを貼って出荷する作業が始まり、スタッフが1瓶に商品紹介や楓の絵柄など3種類のラベルを手際よく貼っていった。11月まで続く。

同蔵元のひやおろしの商品で、「松盛 純米酒 ひやおろし」は県産米の「一番星」を使い、1・8リットル(2520円)と720ミリリットル(1260円)に、新しくコロナ禍の家飲み用にと300ミリリットル(550円)を加えた。「松盛 純米吟醸 ひやおろし」は山田錦を使用し、1・8リットル(3060円)と720ミリリットル(1530円)。

同蔵元の岡部彰博専務は「家で月見をするなど季節を感じ、日本酒の文化に触れながら楽しんでもらえれば。コロナ禍の収束後は秋の酒を飲食店でも味わってほしい」と話す。問い合わせは同蔵元(電)0294(74)2171

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