布川事件 国が上告断念へ 桜井さん「ほっとしている」

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1967年に茨城県で起きた「布川事件」で強盗殺人罪に問われ、2011年に再審無罪が確定した桜井昌司さん(74)が、国と県に損害賠償を求めた訴訟で、国が上告を断念する方針を固めたことが9日、関係者への取材で分かった。県は「検討中」としている。

茨城新聞の取材に対し、桜井さんは「上告すると思っていた。確定するならほっとしている」と話した。一方で「裁判で検察側は証拠開示義務はないと主張していたので、最高裁で争っても良かった」とも語った。東京高裁判決は、警察に加えて新たに検察の違法捜査も認定した。

桜井さんは「真面目な警察官と検察官が証拠隠しや改ざんをしなくていいような制度を作りたい」として、冤罪(えんざい)根絶に向けて証拠全面開示の義務化などを目指す活動を今後も続けるとしている。

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