自民党総裁選 茨城県国会議員、5氏が岸田氏支持

茨城県国会議員の支持動向
茨城県国会議員の支持動向
■河野氏2人、高市氏1人

菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選が17日告示された。茨城県関係の同党国会議員10人のうち同日現在、5人が岸田文雄前政調会長を支持する意向であることが茨城新聞の取材で分かった。ほかに河野太郎行政改革担当相が2人、高市早苗前総務相が1人で、2人は態度を明かしていない。野田聖子幹事長代行への支持はなかった。ほとんどの派閥が菅義偉首相の支持で固まった昨年の前回総裁選とは打って変わって、今回は岸田派を除く各派閥が事実上の自主投票となり、茨城県議員の対応も分かれている。

岸田氏を支持するのは、党県連会長で同氏の推薦人になった梶山弘志衆院議員や、ともに岸田派の葉梨康弘衆院議員と国光文乃衆院議員のほか、額賀福志郎衆院議員、上月良祐参院議員。

梶山氏は17日の閣議後会見で、2050年の脱炭素化社会実現などの目標達成を強調した上で、岸田氏の推薦人となった理由を「各産業との対話、労働組合も含めた産業との対話は非常に重要。対話を重ねる姿勢が見える方を応援したい」と述べた。

葉梨氏は「コロナの危機管理は国民の声を聞きながら進めなくてはいけない。国民の声を聞く力がある」、国光氏は「いろいろな人の話を聞いて最適解を導ける。国がきちんと対応すべきコロナ政策も打ち出している」と、岸田氏の姿勢を評価する。

上月氏は格差是正を唱える岸田氏の経済政策を評価し、「外交経験も豊か。(岸田氏が主張する)党改革も重要」と語った。

河野氏を支持するのは同じ麻生派の永岡桂子衆院議員と、石破派の田所嘉徳衆院議員。

永岡氏は「過去に選挙応援に来てもらい、2015年の豪雨災害では地元常総市を視察してもらった」と河野氏との近さを明かす。田所氏は「自民党を抜本的に改革して、日本がコロナ禍を乗り越え、新たな成長軌道に乗る社会を構築してくれる」と期待する。

石川昭政衆院議員は高市氏を支持し推薦人にもなった。「プライマリーバランスの一時凍結を実現してほしい。考え方にシンパシーを感じている。節目の第100代で女性初の首相になってほしい」と話した。

態度を明かしていない2人のうち、岡田広参院議員は党本部総裁選挙管理委員の立場を踏まえ、公平性の観点から「申し上げられない」とした。神田裕衆院議員は回答しなかった。

前回総裁選では、茨城県国会議員のうち7人が菅氏を支持した。

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