茨城・城里町議会 決算認定議案取り下げ 審査意見書に修正跡指摘

城里町役場=同町石塚
城里町役場=同町石塚
茨城県城里町議会は定例会最終日の17日、2020年度の町決算審査意見書に修正された跡があるとして、提出されていた同年度一般会計決算など、決算の認定に関わる議案7件を先送りした。本会議で町議の指摘を受け、町執行部が議案を取り下げた。

同意見書は一般会計、特別会計、公営企業会計、基金運用状況について集約。町代表監査委員が8月4日から同10日にかけて審査した。

本会議で猿田正純氏が「20年度の決算審査意見書を精査するため、19年度の意見書と比較したところ、認定を済ませている19年度の意見書に修正の跡が確認された」と指摘。上遠野修町長は誤りを認め、決算認定に関わる全ての議案を取り下げた。

猿田氏によると、修正が確認されたのは「単年度収入額の特別会計」「地方債現在高の特別会計利子」「町税収入状況の収入未収額」など11項目。このうち、「単年度収入額の特別会計」は19年度の意見書では6869万6千円だったのに対し、20年度の意見書では1億3969万9千円と、7100万3千円多く記載されている。猿田氏は茨城新聞の取材に「決算認定の先送りは極めて異例なケース。認定後の数字が修正されるのはあり得ない。原因を追及しなければならない」と指摘した。

上遠野町長は「事務的ミスがあったので先送りすることにした。次の議会では間違いのない書類で審査していただきたい」と話した。

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