茨城・古河市 LINE相談、21日から本格導入 虐待やDV対応

古河市が21日に開設する「虐待・DVほっとLINE」。右側画面からアクセスすると、左側画面の別システムに移行して相談メッセージが送れる
古河市が21日に開設する「虐待・DVほっとLINE」。右側画面からアクセスすると、左側画面の別システムに移行して相談メッセージが送れる
茨城県古河市は21日から、無料通信アプリLINE(ライン)を活用した児童虐待やドメスティックバイオレンス(DV)の相談を本格的に始める。昨年度の実証実験の結果、電話や対面では通報しづらい相談者の支援につながると判断した。市子育て包括支援課によると、県内初の取り組み。

名称は「虐待・DVほっとLINE」。相談対象は同市在住者。教員免許や社会福祉士、保健師などの資格を持つ家庭支援相談員8人が2人一組で対応し、匿名で相談ができる。深刻なケースは対面への切り替えや児童相談所(児相)、警察への連絡などで早期解決を図る。

相談の受付時間は、平日午前8時半〜午後5時。時間外は緊急時に備え、児相や警察署の連絡先を紹介するメッセージが自動返信されるが、相談メッセージの送信自体はできる。利用はLINEで「古河市虐待」と検索するか、市ホームページなどに掲載の2次元コードを読み取ってアクセスする。

実証実験は昨年7〜9月に実施し、18件の複数回の相談に対応。このうち電話で4件、対面で3件の相談につながり、LINE上も含めて11件が解決した。実験後のアンケートでは「周囲に知られず相談できる」「時間帯を気にせずに気持ちを伝えられる」などの回答があったという。

同課は「電話や対面では放置された問題の支援につながった」と評価。3月に判明したLINEの個人情報閲覧問題を受け、相談のやりとりを別のシステムで行う対策を講じた上で、本格導入に踏み切った。

同課の吉崎佳代子課長は「LINEが浸透する若い世代の相談のハードルを下げることで、早期発見や予防が見込める。悩みを抱えず、気軽に利用してほしい」と話した。

最近の記事

ニュース一覧へ

全国・世界のニュース