茨城県人口推計 高齢化率、初の3割超 南北差4.0ポイントに拡大

■65歳以上、最多85万3716人
茨城県が敬老の日の20日までに発表した同日現在の人口推計で、県内総人口に占める65歳以上の高齢者の割合(高齢化率)が過去最高の30.4%となり、初めて30を超えたことが分かった。高齢者人口も前年同期比9千人増の85万3716人で、最多を更新した。地域別でも7月1日現在、県南を除く4地域で高齢化率が30%以上となり、茨城県でも高齢化が着々と進んでいる状況がうかがえた。

人口推計は、7月1日現在の県常住人口調査の結果に、過去3年間の伸び率を加味した。

県統計課によると、県全体の高齢化率は前年同期比で0.5ポイント上昇した。男女別では、女性が33.3%(高齢者人口46万8466人)で、3人に1人が高齢者となった。男性は27.5%(同38万5250人)。

県内5地域で高齢化率(7月1日現在)が最も高かったのは県北の32.6%で、県西が31.2%で続いた。鹿行は30.5%、県央は30.0%で、ともに初めて30%に到達。県南は28.6%だった。県北と県南の差は4.0ポイントあり、前年同期の3.7ポイントからさらに差が広がった。

県内44市町村のうち、30%を超えたのは31市町村。ほぼ横ばいのつくば市を除く43市町村で、前年同期より上昇した。

前年に続いて大子町が47.7%で最も高く、次いで利根町47.2%、河内町40.4%、常陸太田市40.0%、城里町39.1%の順に高かった。上げ幅が最も大きかったのは城里町の1.5ポイント。

逆に最も低かったのは、つくば市の20.2%。以下、守谷市23.4%、神栖市24.1%、東海村25.8%、つくばみらい市26.5%など。

同課は、高齢化の進展とともに地域間や市町村間の差が拡大している状況について、「東京への通勤・通学者が多い地域などは子どもが増えているが、高齢化率が上昇する地域では若者の流出が進んでいると考えられる」と分析した。

茨城県の高齢化率は国勢調査が始まった1920(大正9)年以降、60年ごろまで6%前後で推移し、その後は年々上昇。85年に初めて10%を、2006年には20%を超え、その後15年を経て今回、30%に到達した。

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