茨城・龍ケ崎官製談合 元副市長、無罪を主張 東京地裁初公判 「一切知らない」

川村光男被告
川村光男被告
茨城県龍ケ崎市発注の工事を巡り入札情報を漏らしたとして、官製談合防止法違反の罪に問われた元副市長、川村光男被告(65)=同市川原代町=の初公判が7日、東京地裁(坂田正史裁判長)で開かれた。川村被告は「一切知らない」と起訴内容を否認し、無罪を主張した。判決は来年3月に言い渡される見通し。

起訴状などによると、副市長だった川村被告は、市契約検査課長の島田真二被告(60)=当時、有罪判決を受け控訴=らと共謀し、昨年12月22日執行の土木工事などの一般競争入札6件に関し、市長に近く建設業界とつながりのある市社会福祉協議会の副会長(72)=同、有罪判決確定=に同9日、秘密事項の入札参加業者名を伝え、公正な入札を妨害したとされる。

冒頭陳述で検察側は、川村被告が2015年ごろ、入札情報を教えてくれる職員を課長にするよう副会長から依頼され、「島田被告を引き合わせ、(漏えいを)指示した」と主張。島田被告が後に異動を希望したり不正をやめるよう進言したりしても「続けるよう指示し、応じなかった」と事件への関与を強調した。

弁護側は、6件の漏えいは川村被告の知らないところで行われ、島田被告からも聞かされていなかったと反論。不正行為を巡る過去のやりとりについても、今回の事件が含まれているとは言えず、「責任を負うべき事情はない」と訴えた。

坂田裁判長は公判前整理手続きの結果、「争点は共謀や故意があるかどうか」と説明した。次回公判は今月25日を予定している。



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