茨城・那珂の横堀小 車いすラグビー元日本代表 三阪さん講演

競技用車いすに挑戦する児童を見守る三阪洋行さん=那珂市横堀の市立横堀小
競技用車いすに挑戦する児童を見守る三阪洋行さん=那珂市横堀の市立横堀小
■「夢や目標、見つけて」 児童、車いす体験会も

子どもたちに障害者スポーツへの理解を深めてもらおうと、茨城県那珂市横堀の市立横堀小学校(山形信幸校長、児童240人)は7日、車いすラグビー元日本代表の三阪洋行さん(40)を招いて講演会を開き、総合的な学習で「福祉」について学ぶ4年生52人が耳を傾けた。三阪さんは児童らに競技の魅力や夢を見つけるヒントなどを伝えた。

三阪さんは動画で車いすラグビーのルールを紹介し、「障害のレベルや男女の差がなく、皆で楽しめるスポーツ」と説明した。

三阪さんは大阪府出身。高校時代、ラグビーの部活動中に頸椎(けいつい)損傷の大けがを負った。入院中に車いすラグビーに出合い、2004年のアテネパラ五輪から3大会連続でパラ五輪に選手として出場。引退後、16年のリオ五輪で日本代表のアシスタントコーチを務め、アジア初の銅メダル獲得に貢献した。

車いすの体験会も開かれ、児童らは3グループに分かれて競技用の車いすに乗って8の字走行などに挑戦した。上半身の力だけで進む車いすに「難しい」「思うように動かない」といった声が上がった。

車いすラグビーの大きな特徴は、車いす同士をぶつけ合うタックル。児童らが三阪さんのタックルを体験すると、大きな衝突音が響き、児童らは驚いた様子だった。

三阪さんは児童に向けて「夢や目標を見つけるアンテナを常に張っておく。続けることで夢はかなえられる」などと呼び掛けた。参加した岩間佑月さん(10)は「初めて車いすに乗ってすごく楽しかった。2年生から始めたバスケがうまくなれるように諦めずに頑張りたい」と感想を述べた。

講演会は、県のオリンピック・パラリンピック教育推進事業の一環。同日は、市立額田小にもオンラインで講演を中継した。

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