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茨城県自然博物館で企画展 コケの魅力、見る者圧倒

コケの壁「コケウォール」を見学する来館者=県自然博物館
コケの壁「コケウォール」を見学する来館者=県自然博物館


知られざるコケの魅力を紹介する企画展「こけティッシュ 苔ニューワールド! 地球を包むミクロの森」(茨城新聞社など後援)が16日、茨城県坂東市大崎の県自然博物館で開幕した。世界最大のクロカワゴケや世界最小のカゲロウゴケをはじめ、約1500年前の古墳から見つかった人骨に付着したコケなど、身近なものから激レアなコケまで約500点を展示している。来年2月6日まで。

コケをテーマにした企画展は8年ぶり。今回は、コケの成長を紹介する映像や本物・実物にこだわった展示内容に仕上げた。特に、同展チーフの鵜沢美穂子主任学芸員が長野県上高地で採取した全長142センチのクロカワゴケは見る者を圧倒。また、縦3メートル、横6メートルのコケの壁「コケウォール」には、生きたコケを壁一面に貼り付けた。水槽の水を循環させながら霧を発生させることでコケの生育環境を整えている。

鵜沢主任学芸員は「映像の数々やコケアート、世界最長のコケ、コケの化石など見どころ満載。新たな魅惑のコケワールドを堪能してほしい」と来館を呼び掛けている。

土日祝日と来年1月3日は入館に事前予約が必要。同館ホームページから入館希望時間枠を選択し、予約登録する。問い合わせは同館(電)0297(38)2000。

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