茨城県立医療大 入試で採点ミス、本来合格の3人を不合格扱い 解答誤り気付かず

茨城県立医療大(附属病院)=阿見町阿見
茨城県立医療大(附属病院)=阿見町阿見
茨城県立医療大(同県阿見町)は18日、昨年11月18日に実施した2021年度の保健医療学部の推薦入試(今年4月入学)で採点ミスがあり、本来合格とするべき受験生3人を不合格にしていたと発表した。総合問題33問のうち2問を誤った解答に基づき採点し、加点していなかった。

県によると、ミスがあったのは学校推薦型選抜入試の総合問題(和文)で、自然科学に関する総合的な理解力を問う2問。マークシート式で、配点は5点と7点だった。

大学ホームページに掲載している過去問題を見た人が今月12日、解答の間違いを指摘。大学が内容を確認して2問の誤りが発覚した。全受験生207人の採点を14日にやり直した結果、205人の得点に誤りがあり、うち3人が合格順位に達していた。

入試問題を作成する際、教職員でつくる入試委員会や問題精選委員会などが複数人で2回以上点検したが、問題と解答の不一致を見逃していた。採点作業を検証する正答率などの確認は行っていなかった。

大学側は17日までに、3人とその保護者に経緯を説明し謝罪した。既に他大学に進学した人もいるという。大学は3人を追加合格とし、転入学の希望があれば対応する。補償についても協議する。

18日に県庁で記者会見した松村明学長は「大学受験という人生の非常に大事な場面で重大なミスを発生させてしまい、誠に申し訳ない」と謝罪した。

21年度の一般入試も検証し、合否に影響はなかったものの得点の集計ミスを2件確認した。20年度以前の入試も調査を進める。

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