次の記事:常磐道で速度違反、身代わり出頭させる レーサーら逮捕

衆院選小選挙区 茨城1区立候補者の横顔(届け出順)

福島伸享さん、田所嘉徳さん(左から)
福島伸享さん、田所嘉徳さん(左から)


 衆院選が19日公示された。茨城県内の小選挙区立候補者の横顔を紹介する。

■福島伸享(ふくしまのぶゆき)さん(無所属・元) 政治の変革と刷新を
 無所属での立候補で、比例復活の退路を断っての挑戦。有権者に向けては「党という衣を外し、候補者の人物を見定めて選ぶことで、政治の変革、刷新が始まる。『党より人物』ということを訴えたい」。
 原動力を「故郷や国のあるべき姿を取り戻したい。国を憂う思い一つで活動している」と語る。一番に掲げたのは戦後の教育制度の抜本改革。地域を街宣車で回る中、子育てに苦労するシングルマザーの切実な声も受け止めた。「子どもを育てることが、親に重荷と思わせる世の中にしてはいけない」と感じている。
 水戸が登場するNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」を熱心に視聴。「挫折した者が、新しい時代、世界で成功していく物語」と自身の境遇と重ねる。自宅の家庭菜園で「庭いじりをして雑草を抜いたり、間引いたりしている間が一番落ち着く」。趣味の料理で地産地消する。家族は妻と長男。水戸市千波町。51歳。

■田所嘉徳(たどころよしのり)さん(自民・前) 地方の新時代を開く
 県議から国政に転身。4期目を目指す。「政権党としてコロナ対策で一定の評価を受けたと捉える。実績を示し、戦っていきたい」
 農業への思い入れが深く、自給率向上と共に海外に打って出る後継者の育成が課題と考える。人生100年時代を見据え、社会保障制度の充実と介護制度の基盤強化には全力で取り組む覚悟だ。科学技術がもたらす恩恵に期待を寄せ、「デジタル化で利便性を高め、地方の新たな時代を切り開きたい」と力を込める。
 菅内閣では法務副大臣を経験。生活者の視点で法律に向き合うことを心掛けた。一方、「地域を災害から守ることこそ地元議員の使命」と胸に刻み、台風被害を受けた県内河川の治水事業では手腕を発揮した。
 まちづくり活動を機に政治家を志す。41歳で旧下館市議に当選した。座右の銘は「袖すり合うも他生の縁」。家族は両親と妻、子ども3人(1男2女)。筑西市灰塚。67歳。


最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース