13日は茨城県民の日 誕生150年、愛着育む 催し控えSNS活用

茨城県誕生150年を振り返るパネル展。会場では県広報誌「ひばり」11月号も配布している=県庁25階展望ロビー
茨城県誕生150年を振り返るパネル展。会場では県広報誌「ひばり」11月号も配布している=県庁25階展望ロビー
1871(明治4)年の茨城県誕生から、今年で150年の節目を迎える。新型コロナウイルス感染対策でイベント開催などが難しい中、県は13日の「県民の日」を前に、歴史を振り返るパネル展や限定商品、会員制交流サイト(SNS)上での盛り上げを図るなど、趣向を凝らした展開を進めている。茨城県の魅力を県内外にアピールし、郷土愛を育む機会にしたい考えだ。

茨城県は府県の統廃合で1871年に誕生、11月13日に初めて「茨城県」の県名を用いた。75年には新治、印旛県の一部と合併して現在の姿に。79年には第1回県会議員選挙、人口200万人を突破した1947年には初の県知事選が実施され、徐々に現在の形となった。

産業分野では、世界的な企業として発展を遂げた日立製作所の前身となる日立鉱山が1905年に開業。茨城県を大きく飛躍させた鹿島開発は62年に「鹿島臨海工業地帯造成計画」により、鹿島、神栖、波崎の3町(当時)にまたがる大規模な開発が着手され、69年には鹿島港が開港。また85年にはつくば科学万博が開かれている。

こうした歴史を振り返る機会にしてもらおうと、県は30日まで、県庁25階展望ロビーで写真パネル展を開催し、県民の暮らしなどを約70点の写真を通して解説。県広報誌「ひばり」11月号でも県政150周年を特集し、誕生から今年までの間に茨城県で起こった主な出来事を年表形式で紹介している。

また、13日の県民の日には、県や市町村の施設などで入場無料や割引サービスを実施する。弘道館(水戸市)や県立歴史館(同)、ミュージアムパーク県自然博物館(坂東市)、かみね動物園(日立市)など、公的施設を中心に無料となるほか、アクアワールド県大洗水族館(大洗町)やいばらきフラワーパーク(石岡市)などでも入場料を半額とする。

71年に迎えた100周年当時は、水戸市内で記念パレードをはじめ、各地で多彩な催しが開かれた。しかし、今年は新型コロナの影響に配慮し、記念式典などの大型イベントは軒並み開催を控えた。

このため、県公式ツイッターで拡散を促す写真を掲載し、SNS上での盛り上げを図る。東京・銀座の県アンテナショップ「IBARAKI sense(イバラキセンス)」では、150周年記念を掲げ、干し芋やクリなどの詰め合わせ商品(3千円相当)を50セット限定で1500円で販売する。

県営業企画課は「催しなどは制限せざるを得ないが、SNSなどを通して機運を醸成したい。これまで茨城県で起こった出来事を思い返し、魅力の再発見や愛着を育む機会にしてほしい」と話している。

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