母校の鉾田・旧徳宿小を花で飾り続ける高橋久男さん 住民の笑顔が原動力 茨城

高橋久男さん
高橋久男さん
「花の世話は大変だが、愛着のある母校を荒れ地にしたくなかった」

2016年に閉校になった茨城県鉾田市の旧徳宿小を、花で飾り続けている高橋久男(たかはしひさお)さん(72)。週に1度は必ず訪れ、水やりや除草作業に精を出す。「近所の家族が来て、楽しそうに花と写真を撮っている姿を見るのがやりがい」。訪問者の笑顔が、何よりの原動力だ。

自身を含め、息子と孫も同校の卒業生。大手パンメーカーで働いていた経験を生かしたパン教室や、地元地区の区長を務めるなど、同校とは常に関わりを持って生きてきた。

閉校後も母校への思いは変わらず、有志たちと校庭の管理を買って出た。作業は大変だったが、チューリップやサルビア、マリーゴールドなどが咲くと、地域の人たちが集まってきた。区長会の協力も得て、道路沿いや噴水池も花壇にし、年を重ねるごと華やかさを増している。

「学校をきれいに保っておけば、何かに活用してくれるのでは」との願いが通じ、今年10月、同校は市生涯学習館「とくしゅくの杜(もり)」として生まれ変わった。「今後も体が動く限り続けるつもり。利用者だけでなく、地域の人たちの憩いの場にしていきたい」。徳宿。

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