児童文学作家の今西さん 動物愛護、尊さ伝える 水戸・堀原小で授業

児童に他の誰かを大切にしてほしいと呼び掛ける児童文学作家の今西乃子さん=水戸市立堀原小
児童に他の誰かを大切にしてほしいと呼び掛ける児童文学作家の今西乃子さん=水戸市立堀原小
■保護犬、映像で紹介
動物愛護を通じて、自分を大切にする心を育ててもらおうと、水戸市新原1丁目の市立堀原小(江幡和代校長)で17日、里親ボランティアを描いたノンフィクションなどを創作している児童文学作家、今西乃子さんによる「命の授業」が開かれ、5年生約40人が耳を傾けた。今西さんは児童たちに「自分の1日が始まるときに昨日の自分が好きだったか尋ねてみてほしい」と呼び掛けた。

講演で今西さんは、犬、猫が人間の都合で捨てられていることや、行政施設での殺処分を写真を使って説明。施設での犬や猫の様子について、「飼い主が必ず迎えに来てくれると信じて待っている姿を見るのはとてもつらかった」と胸が痛んだことを明かした。

保護犬だった自身の飼い犬「未来」について、子犬の頃の虐待で、右目に傷を負い、指を切られ、殺処分寸前だったものの、ペットシッターの女性が里親を探すため、引き取ったという。

今西さんが里親になり、未来が元気に芝や海岸を走り回る姿を写真と映像で紹介。虐待を受け痛ましい姿で行政施設にいた写真と、引き取った後の元気で笑っているようにも見える写真を比較し、「命を捨てようとするのも人間、そして救えるのもまた人間。あなたはどんな人間になりたいですか」と児童らに問いを投げ掛けた。

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