J2水戸 プロの思考法、伝える 講演に力「選手も成長を」

水戸桜ノ牧高常北校のキャリア教育に関する授業で、生徒にメッセージを送る水戸ホーリーホックの藤尾翔太選手=城里町春園
水戸桜ノ牧高常北校のキャリア教育に関する授業で、生徒にメッセージを送る水戸ホーリーホックの藤尾翔太選手=城里町春園
プロアスリートの経験や思考法を社会人や学生らに伝える講演活動に、サッカーのJ2水戸ホーリーホックが力を入れている。水戸が進める人材育成プログラム「MVP(メーク・バリュー・プロジェクト)」の一環で、講演活動を通じて選手教育につなげる。

10日からスポンサー企業の社会人らを対象に、年内全6回予定の講演を始めた。各回で選手が講師役を務め、仕事に生かすヒントを提供する。

第1回はオンラインで行われ、細川淳矢選手(37)ら3人がそれぞれ仕事への向き合い方を自らの言葉で伝えた。受講したソフトウエア開発「アプリシエイト」(水戸市)の岸奈緒子さん(37)は「仕事でもすぐに結果がでないことはある。地道な努力の重要性を再確認した」と語った。

12日には茨城県城里町の水戸桜ノ牧高常北校で生徒のキャリア教育の一環として開催された。2年生23人が5グループに分かれて仕事の意義などについて質問し、5選手に、水戸のスポンサー企業の社員らも加わって話し合った。

グループ討議を終え、藤尾翔太選手(20)は「地域に夢を与えることを言葉にすることで、クラブを見つめ直すことができた」と振り返った。同校の森島歩夢さんは「苦しいときに選手の話を思い出して頑張っていきたい」とアドバイスが参考になった様子だった。

選手が講演活動に参加する意義について、水戸で社会連携や選手教育を担当する中川賀之(かずゆき)さん(44)は「社会との接点が少ない選手が自己表現を通し、サッカー以外で成長してくれればいい」と期待を込め、参加者にとっては「新たな気付きにつなげてほしい」と願った。

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