自作木箱でリンゴ狩り 水戸の学習塾 3色でデザイン

子どもたちがデザインしたリンゴの木箱に収穫=水戸市木葉下町
子どもたちがデザインしたリンゴの木箱に収穫=水戸市木葉下町
水戸市木葉下町の石島りんご園で13日、体験型学習塾「リリーアカデミックラボ」(同市梅香2丁目)に通う小学1~3年生の児童5人がデザインした「りんごの木箱」でリンゴ狩りが行われた。木箱のデザインは、果樹園がある貴重な里山地域の風景と産業の魅力を多くの人に知ってもらい、足を運んでもらおうと企画した。

今年7月から今月までの約4カ月間、塾生5人が同園で剪定(せんてい)や除草など果樹園の仕事について話を聞き、写真を撮影するなどして学習、シンボルマークやPRポスターの制作に取り組んだ。木箱の側面を彩るイラストは赤や緑、オレンジなど使う色を3色に限定しシンプルなデザインに仕上げた。

子どもたちは園内では赤く色づき、たわわに実ったリンゴを摘み取り、木箱がいっぱいになるまで一つずつ丁寧に詰めた。

那珂市立菅谷東小1年の矢吹有沙土さんは「収穫が楽しかった。早くリンゴをかじりたい」、水戸市のリリーベール小1年、角田海さんは「(木箱の)デザインを考えるのは難しかった」、同市立石川小1年の三宅ひよりさんは「リンゴ狩りが始まる前から楽しみだった。大きいリンゴが採れた」と感想を述べた。

同園の石嶋照美さん(64)は「大人では気が付かない、かわいらしくて繊細な子どもたちのデザインに感動した」と笑顔で話した。

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