筑波大大学院 研究者と企業つなぐ オンラインサロン設立

筑波大が開設した大学院博士後期課程の学生向けのオンラインサロン
筑波大が開設した大学院博士後期課程の学生向けのオンラインサロン
■博士課程学生向け

筑波大は、大学院博士後期課程に在籍する学生向けに、オンラインサロンを立ち上げた。若手研究者と民間企業の出会いの場を設けるのが狙い。民間企業で働く際の不安も和らげ、就職・採用を促す。学生や教職員、企業・団体の利用を見込む。

オンラインサロン「phD×FUTURE.(ピーエイチディーフューチャー)」は、博士(phD)と未来(FUTURE)を組み合わせた名称。サロンを通じて、若手研究者と産業界の間で就職や共同研究のマッチング機会をつくり出したり、気軽な意見交換の場を提供したりする。

若手研究者は、高い専門性に加え、課題解決力や論理思考、リーダーシップなど多様なスキルや強みを持つ。企業側は技術革新の分野で世界的なニーズに応える必要に迫られ、若手研究者を採用する例が増えている。半面、研究機関や大学での研究職の採用が減っている背景もある。

大学には、若手研究者から「産業界で活躍するイメージが湧かない」という不安の声も寄せられているという。サロンでは、研究の分野で若手研究者と企業が情報交換や交流を図る場をつくり、キャリア形成への流れを築くことを目指す。

具体的には、学生側は企業にアピールできる専用マイページを開設、博士採用に興味のある企業を探せるほか、企業との交流会等キャリアイベントに参加できる。企業・団体側は、産業界で活躍したい若手研究者を探したり、興味を持った若手研究者に気軽に接触したりできる。

学生は利用登録して、専用ページからログインする。企業は事務局審査を経て登録され、若手研究者の人材検索ができる。来年度以降は博士取得者(ポスドク)も利用できるようにする。同大は「登録した学生と企業間で気軽に連絡を取れる。他の就職支援サイトより、利用者の要望に合わせたカスタマイズが可能」と利点を強調している。

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