水戸農高で講座 理想の「部」考える 言葉で共有、信条実践へ

チームポリシーを作る講座を受講する県立水戸農業高校の部活動と生徒会の生徒ら=那珂市東木倉
チームポリシーを作る講座を受講する県立水戸農業高校の部活動と生徒会の生徒ら=那珂市東木倉
茨城県那珂市東木倉の県立水戸農業高校で11月21日、部活動の「チームポリシー」を作る講座があり、6部と生徒会の計約90人が大切にしたい気持ちや行動を言葉にして理想のチームを模索した。企業・組織のコンサルティング経験がある一般社団法人リネジツの生岡直人代表理事(38)らが講師を務め、ワークショップなどを通して部ごとにアドバイス。来年3月には部対抗でチームポリシーの実践を発表するコンテストを開くという。

同校は2019年度から、個人・組織の信条や価値観、行動規範を言葉「ポリシー」にして共有することで絆を強め、学校づくりに生かす取り組みを続けている。学校の理念を表す言葉を教職員有志が考案し「声をかけ合う1000人」など三つを「水農あいことば」として掲げた。生徒らも野球と陸上、馬術の3部と生徒会がチームポリシーを作り、「感謝を行動に」「敬意を表現する」「礼儀と挨拶(あいさつ)」などそれぞれ7~9個の言葉を掲げ、部内外で実践に励んでいる。

講座では、一人一人異なる価値観や考え方があることを体感するワークショップを通してチームポリシーの必要性を理解した上で、「実践するためには何が必要か」を考えた。生岡代表は「重要なのは前向きな気持ち」と指摘し、「安心安全でポジティブな場をつくること。表情や言葉、姿勢、日々の心掛けができているか」と呼び掛けた。

作成済みの野球、陸上の2部と生徒会に対し「知っている、分かっている、できるのうち、できるに到達することがチームの成長になる」と皆で確認する頻度を求めた。新たに作るラグビー、なぎなた、バレー、バスケの4部には「何のために作るか」「作るとチームはどうなるのか」を話し合って結論を出し、完成させるよう促した。

野球部の大橋一煌(あいき)主将(17)は「どのポリシーを重点的に実践すべきか皆で考え、『有言実行』になった。試合の反省は口にするが行動に移さないと同じことになる」と話した。武田龍監督(39)は「メンタルトレーニングの一環として練習前に全員で唱えている。言葉に出し、定期的に確認することで意識できている」とし、成果を期待した。

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