茨城・小美玉市贈収賄 元部長らに有罪判決 水戸地裁「根深い癒着」

水戸地裁=水戸市大町1丁目
水戸地裁=水戸市大町1丁目
茨城県小美玉市の土地に関する内部情報を渡して謝礼を受け取ったとして、収賄の罪に問われた同市小川、元市総務部長、我妻智光被告(62)と、贈賄の罪に問われた同市倉数、無職、内田昭一被告(78)の判決公判が1日、水戸地裁で開かれた。中島経太裁判長は「2人の癒着は根深く、公務の信頼を損なった」として、我妻被告に懲役1年2月、執行猶予3年、追徴金22万8500円(求刑懲役1年2月)を、内田被告に懲役10月、執行猶予3年(求刑懲役10月)をそれぞれ言い渡した。

中島裁判長は、今回の事件での贈収賄が3回にわたったほか、事件以前から同様の行為を繰り返していたことから「常習的犯行の一端だったとうかがえる」と非難した。事件により我妻被告が市を懲戒免職、内田被告も会社を懲戒解雇となった情状を考慮した。

判決によると、我妻被告は市総務部長だった2018年、固定資産税徴収に関わる土地の非公開情報である地番図を内田被告に提供し、見返りとして内田被告が、我妻被告の3回分の韓国旅行代金22万8500円を支払った。

元総務部長が収賄罪で有罪判決を受けたことを受けて、島田穣一市長は1日、「事件で市民らに心配と不安をお掛けしたことを心よりおわびする」と陳謝した。合わせて「綱紀粛正を図り、再発防止の徹底に全庁を挙げて取り組んでいく」とのコメントを発表した。

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