茨城県 医学部「地域枠」に4人 昭和大と協定 医師確保へ22年度から

大井川和彦知事と協定を交わした昭和大の久光正学長(中央)と小風暁医学部長(右)=県庁
大井川和彦知事と協定を交わした昭和大の久光正学長(中央)と小風暁医学部長(右)=県庁
医師不足の解消に向けて茨城県と昭和大(東京)は16日、医学部「地域枠」の設置に関する協定を結んだ。2022年度入学定員から茨城県の地域枠を4人設ける。地域医療を担う将来の医師確保につなげる。地域枠を巡り県は、これまで7大学53人だった総定員を22年度から9大学61人に拡充。昭和大と順天堂大に枠を新設し、北里大は増設して計8人増やすことにしている。

県庁で開かれた締結式で昭和大の久光正学長は「チーム医療を担う人材育成が本学の特長。その能力を持つ医師が茨城で活躍し貢献することを願っている」と話した。大井川和彦知事は、地域枠の総定員数が全国トップクラスになるとした上で「医師不足や地域偏在の解消には医師数の底上げが不可欠。非常に心強い」と感謝した。

県の地域枠は国立大で月20万円、私立大で月25万円の修学資金を貸与し、卒業後9年間、県内の医師不足地域などに勤務すれば全額返還が免除される。同大の22年度一般入試の出願と、県の地域枠制度の応募受け付けは今月から始まっている。

県によると、茨城県の人口10万人当たりの医師数(18年)は197・5人で全国46位。地域枠を含む県の医師修学資金制度はこれまでに延べ617人が利用し、うち229人が県内で勤務している。現行制度を基に試算すると修学生医師は36年に最大1427人(うち地域枠930人)まで増える。

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