大相撲 「二所ノ関」親方始動へ 茨城・阿見に新たな部屋

入門した東洋大牛久高の花房海=牛久市柏田町
入門した東洋大牛久高の花房海=牛久市柏田町
二所ノ関親方として新たなスタートを切る元横綱稀勢の里=(日本相撲協会提供)
二所ノ関親方として新たなスタートを切る元横綱稀勢の里=(日本相撲協会提供)
現役時代は真っ向勝負の取り口で絶大な人気を誇った、大相撲の荒磯親方=元横綱稀勢の里、本名萩原寛、茨城県牛久市出身=が先月24日、年寄「二所ノ関」を襲名した。5月には阿見町荒川本郷に新たな部屋を新設し、第二の土俵人生を本格化させる。

現在はつくば市の筑波大を仮の部屋として、稽古を積んでいる。親方も自らまわしを締め、弟子に稽古をつける日々。「元気なうちは胸を出し続け、見ているだけでは分からないところを敏感に感じたい」と指導に熱が入る。

2019年に引退し、翌年に早大大学院スポーツ科学研究科修士課程で、効率のいい稽古の方法やスポーツビジネスを学んだ。新しい部屋は、これまでの角界にはなかったアイデアをふんだんに取り入れる。土俵を2面用意し、動作を分析するビデオカメラを置き、科学的なアプローチを取り入れ、力士強化を図る。「一人一人の力士を理解していく。それに見合った腕の出し方があるし、どこから指導をしていくかもある」と新指導法を説明する。

初場所では、東洋大牛久高から入門した18歳の花房海が新弟子検査を受け、初土俵を踏む予定。「どんどん馬力を磨いて親方のような押し相撲をしたい」と意気込む。親方は大きな期待をかけており、「親方1年生として一緒に成長したい」と将来を見据える。

土俵外での活動にも注目だ。部屋内に企業広告を掲出する新たな経営手法を取り入れ、地元小中学生らと交流して「誰もが来られるような部屋にしたい」と構想を描く。35歳の青年師匠が、角界に新たな風を吹き込む。

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