コロナ禍「底力見せる」 茨城県内企業 仕事始めで決意新た

年頭訓示式で社員に呼び掛ける長寿荘の海野泰司社長=4日午前、ひたちなか市大平
年頭訓示式で社員に呼び掛ける長寿荘の海野泰司社長=4日午前、ひたちなか市大平
茨城県内企業は4日、新年の仕事始めを迎えた。新型コロナウイルス禍で苦境の宿泊業や飲食業のトップらは「攻める1年に」「底力を見せる」と決意を新たにした。

ホテルやレストランなどを展開する長寿荘(ひたちなか市)は同市大平のホテルクリスタルパレスで年頭訓示式を開いた。例年は海野泰司社長がグループの4ホテルを回って個別に行うが、今年は感染リスクを抑えるため規模を縮小し、1カ所で実施した。

昨年秋の緊急事態宣言解除後は宿泊やレストランの客足が戻りつつある。おせち料理は前年に引き続き好評で、今年は900セット以上を販売した。一方、宴会など企業、団体の利用は回復が鈍い。同社は宴会場などの有効活用に向け、個人の作品発表や地域のサークル活動といった小規模な利用ニーズの取り込みを一層進める考えだ。

各ホテルの支配人など幹部約40人を前に海野社長は「トライアンドエラーを続けていくことで新しい光明が見えてくる。諦めないでやり続けてほしい」と呼び掛けた。

水戸市を中心に飲食店「梅み月」や「がんこ家」などを展開するステノグループ(水戸市)は、本部機能の仕事始めに合わせ、本田真人社長が社員に訓示。「守ることなく、攻める1年にしたい」と力を込めた。

3月に梅み月を新装開店する。感染対策を徹底した上、コロナ禍で休止していたビュッフェを復活するのが狙いだ。レシピは、パート従業員が「家庭の味付け」で考案する。店づくりの主力をパート従業員に担ってもらい、雇用の確保につなげる考えだ。

「新たな挑戦。自分自身、試されている」と本田社長。こうした店舗の見直しで土台固めを進めるとともに、工場から顧客に出荷する食肉加工品の販路拡大も図る。中食需要を取り込み、収益力を強化するという。

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