20歳の高橋さん公認会計士合格 茨城出身、高卒2年目で最年少タイ

公認会計士に20歳で合格した高橋透仁さん=水戸市内
公認会計士に20歳で合格した高橋透仁さん=水戸市内
茨城県ひたちなか市出身の専門学校生、高橋透仁さん(20)=東京都=が2021年度公認会計士試験に合格した。卒業した水戸啓明高(水戸市千波町)によると、茨城県出身で高卒2年目での合格は最年少タイ記録。高橋さんは4大監査法人として知られるEY新日本有限責任監査法人(東京都千代田区)に就職が内定、「公認会計士として社会を広い視野で学びたい」と、2月からの社会人生活に胸を膨らませている。

公認会計士・監査審査会の発表によると、本年度の試験には1万4192人が願書を提出し、最終合格者は1360人、合格率は9・6%、最年少合格者は19歳だった。

「小学生の頃の夢は、イタリアンの料理人」と話す高橋さん。いつか店を持って経営したいと思い、勉強を始めたのが公認会計士に挑むきっかけだった。

ひたちなか市立大島中を卒業後、啓明高商業科へ入学。簿記・珠算(しゅざん)部に入部し、1年時から県高学簿記コンクール新人大会A級で団体2位になるなど、早くから能力を発揮。翌年には同コンクールで個人3位に入賞し、全国大会出場を果たした。簿記のほか、英会話の重要性も感じ、偕楽園で、外国人向けに英語で観光案内をするボランティア活動にも取り組んだ。

指導に当たった同部顧問の金沢信幸教諭は、高橋さんについて、「先へ先へと学ぶ意欲がすさまじかった」と振り返り、「少しでも疑問を持ったことがあるとすぐに質問に来たので教えがいがあった」と目を細めた。

高校卒業後は、本腰を入れて公認会計士を目指すため、大原簿記学校(東京都千代田区)へ進学。20年11月には日商簿記1級に挑み合格。その後、21年の5月に実施された公認会計士の短答式試験を突破。試験合格のために、1日単位で徹底的なスケジュールを立て、学校から帰宅後も夕食以外は勉強時間に充てた。

8月の論文式試験では、自分で納得できるような力を出せず、「落ちてしまった」と気を落としていたが、合格発表の11月、怖いもの見たさで自宅のパソコンで確認すると、自分の受験番号が掲載されていた。「うれしさのあまり飛び上がって喜んでいた」

今後の目標について、高橋さんは「クライアントの要求に応えるだけでなく、自分から提案することで、より価値を生むような働き方をしたい」と将来を見据えている。

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