水戸黄門チャンネル 地域の話題、全国に ネットラジオで魅力発信

リリーアカデミー局の番組制作からパーソナリティーまで一手に担う副学園長の園部高生さん=水戸市泉町
リリーアカデミー局の番組制作からパーソナリティーまで一手に担う副学園長の園部高生さん=水戸市泉町
■リリー文化学園が開局
地域の魅力を発信しようと、リリー文化学園の専門学校文化デザイナー学院(水戸市泉町)は、インターネットのコミュニティーラジオ「リリーアカデミー局」を開局した。番組は「水戸黄門チャンネル」。本気の人が本気でしゃべる、をコンセプトに企業や自治体、ボランティア団体などをつないで地域の魅力づくりを目指す。

水戸黄門チャンネルは、全国に展開する「本気まるだしラジオ局(ホンマルラジオ)」の大学・専門学校チャンネル内に開局。大学・専門学校チャンネルには全国で60件が登録している。時間帯を問わず聞くことができるネットラジオの利点を生かし、全国のリスナーに茨城県や水戸市の魅力などについて発信している。

放送内容の企画から台本づくり、パーソナリティーまでを一手に担うのは同校副学園長の園部高生さん。同校は広告プロモーションやファッション、建築設計などデザイン分野の人材を育成しているが、教育の現場から見えてきた、活力を失っていく地方が抱える問題に対し、「何かできることはないか」と考えたことが開局のきっかけという。「地域の活性化には若者の力が必要。どうやって茨城の魅力を伝えるかがポイント」と若者に向けた情報発信を心掛ける。

昨年8月に動き出した計画から10月にテスト配信を開始し、12月に開局した。その後、わずか1カ月で登録者数が60局中9位を記録し、総再生回数は約3200回を超えた。

内容は同校の活動や地域の話題、キャンプについてなどジャンルはさまざま。専門家や地元住民、同校生徒をゲストに招き、10分間で思ったことを自由に話していく。

地域の話題では、同市木葉下地区を盛り上げる企画「ABOKKE 100PROJECT」を紹介。閉校した小学校の校舎を活用し、保育園やスポーツクラブなどを運営するウォーターリリーの大久保翔平社長や体験型学習塾を展開する文化メディアワークスの佐藤正和社長、同所でリンゴ農園を営む石嶋誠太郎さんの3人が水戸藩郷士、加倉井砂山が開いた私塾「日新塾」や常陸国風土記に登場する「朝房(あさぼう)山」について語っている。

園部さんは「目指すのは地域のコミュニケーションツール。ラジオで人の縁をつなぎ、地元の魅力をたくさんの人に聞いてもらいたい」と期待を込める。今後は、外国人介護士をゲストに日本の介護事情やアジア諸国との交流も発信していく予定だ。

最近の記事

ニュース一覧へ

全国・世界のニュース