次の記事:大井川知事「記憶一切ない」

〝復活〟大凧、大空に舞う 茨城・取手 地元の素材使い再生

取手アートプロジェクトが地元の素材を使い再生した大凧=取手市高須
取手アートプロジェクトが地元の素材を使い再生した大凧=取手市高須
歓声を受けて舞い上がる大凧=取手市高須
歓声を受けて舞い上がる大凧=取手市高須


取手アートプロジェクト(TAP)の活動の一つ「半農半芸」は23日、茨城県取手市高須の農道で〝復活〟させた大凧(だこ)揚げに挑戦した。大凧は風を受け、大空に舞い上がった。

「大空凧プロジェクト」と題し、同地区にあった大凧を地元の素材を使い再生させ、凧揚げに挑戦するプロジェクト。「半農半芸」が10年を迎えたことで、節目を象徴する取り組みとして実施した。

大凧は12畳(縦約5・2メートル、横約3・7メートル)ほどの大きさで、紙はわらから作り、植物から抽出した色で染められた。TAP半農半芸統括ディレクターの岩間賢さんの呼び掛けで芸術家らが集まり制作した。

同日午前10時すぎ、農道で大凧がスタンバイ。ほどよい風が吹くとかねが鳴らされ、大勢で綱を引っ張ると、大凧は風を受けて大空に舞い上がった。見守っていた約300人からは歓声と拍手が起こった。

同日は4回凧揚げに挑戦し、3回目で最も長い約4分20秒、高さも50メートル程度まで揚がった。岩間さんは「これだけ多くの方が集まってくれたことは大きなこと。これからも地域の宝といえるものを育てていきたい」と話した。

最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース