茨城・行方市 北浦湖岸に自転車道 10年計画、地域活性化へ

サイクリングロードの整備が予定されている北浦湖岸=行方市山田
サイクリングロードの整備が予定されている北浦湖岸=行方市山田
自転車を活用したまちづくりで地域活性化につなげようと、茨城県行方市は「市自転車活用推進計画~台地と水辺のサイクルネットワーク構想inなめがた~」を策定した。計画期間は10年間。自転車を利用しやすい環境整備を進めながら「市民・来訪者が安全に楽しみながら自転車を活用するまち」の実現を目指す。

同市は霞ケ浦と北浦に囲まれて約50キロに及ぶ湖岸線を有し、サイクリングに適した独自の地形を有する。このうち、霞ケ浦側は「つくば霞ケ浦りんりんロード」のルートにもなっており、多くのサイクリストが利用している。一方で自動車が主な移動手段として用いられており、市民の自転車利用は少ないのが現状だ。

計画では、現在霞ケ浦湖岸の27キロのみ整備が終わっているサイクリングロードについて、新たに北浦湖岸を市道に認定。国の防災・安全交付金を活用して自転車が通るルートを示した矢羽根や案内看板などを設置し、10年後には現在の約3倍の72・7キロを整備することを目標としている。

また、10年間で、交通安全教室の年間開催数を現在の30回から40回に増やすほか、市民の自転車利用率を約10%増やし、25%とすることなどを掲げている。

さらに、市が事務局となり「なめがたサイクリングクラブ(仮称)」を創設。自転車に乗る機会を創出することで、市民への自転車活用を推進するとしている。

市の担当者は「行方市は二つの湖に挟まれ、田園地帯が広がる風光明媚(めいび)な景観を有しており、サイクリングで楽しむのに最適な環境」と語り、「サイクリストを呼び込んだ地域活性化はもちろん、持続可能なまちづくりの観点からも、市民に自転車を利用する文化を浸透させられたら」と話した。

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