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愛らしいサイズ楽しんで 水戸 中村さんのドールハウス展

「身長14センチになったと想像して楽しんでほしい」などと話す中村智恵さん=水戸市備前町の常陽史料館
「身長14センチになったと想像して楽しんでほしい」などと話す中村智恵さん=水戸市備前町の常陽史料館


水戸市備前町の常陽史料館で25日、茨城県日立市在住のミニチュアドールハウス作家、中村智恵さん(46)の企画展が開幕した。会場には、実寸大の12分の1や6分の1サイズの愛らしい模型の家31点が展示されている。中村さんは「(コロナ禍で)海外旅行が難しい時期。作品を通じて、非日常を楽しんでもらえたら」と話した。

中村さんは、子育てが落ち着いた2015年から「気軽に飾って手に取れる・心温まるミニチュア」をコンセプトに掲げ、色合いや空気感を大切にしながら、本格的に制作を始めた。

会場には、親友の結婚祝いに制作したという額装に入った初期作品「最初に作ったキッチン」や、植木鉢にツリーハウスが載っている「ツリーハウス」などの最新作が飾られる。ほかにも、県内の画家や編み物作家など、さまざまなジャンルの作家が一部屋ずつ制作した作品も目を引く。

中村さんは、制作工程について「実寸大のイスなどを測って縮尺。生活感を出すためにあえて、年月がたった風合いを出している」と解説した。

半年前から楽しみにしていたという、東京都在住の中学教師の女性(63)は「想像以上に素晴らしい。その土地土地の雰囲気が伝わってくる」と、見入っていた。

会期は3月20日まで。入場無料。月曜休館。問い合わせは同館(電)029(228)1781。

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