鳥インフル 疑似患畜858羽殺処分 21年2月以来 茨城・かすみがうらの農場

千葉県匝瑳市のアヒル農場からひなが出荷された農場で殺処分を進める作業員=26日午前6時ごろ、かすみがうら市内(県提供)
千葉県匝瑳市のアヒル農場からひなが出荷された農場で殺処分を進める作業員=26日午前6時ごろ、かすみがうら市内(県提供)
千葉県は26日、匝瑳市内のアヒル農場から高病原性の疑いがある鳥インフルエンザが確認されたと明らかにした。茨城県は同日、この農場がひなを出荷したかすみがうら市の1農場で、感染の恐れがある「疑似患畜」として家畜伝染病予防法に基づき858羽を殺処分したと発表した。鳥インフルエンザを巡る県内農場での殺処分は、昨年2月に城里町の養鶏場で確認されて以来となる。

県畜産課によると、かすみがうら市の農場は20日に匝瑳市の農場からひな400羽を仕入れていた。今回はそのひなや同じ飼育舎にいたアヒルを殺処分した。このほか、別の飼育舎にいた3570羽を同法に基づく14日間の移動制限対象とした。

古河市の1農場も14日に匝瑳市の農場からひな600羽を仕入れたとして、ひなを含めたアヒル2910羽に移動制限を出した。

殺処分は26日午前5時から、県とかすみがうら市の職員15人体制で始まり、飼育舎の消毒などを含め全ての防疫措置を同6時50分ごろに終えた。

移動制限は、かすみがうら市の農場で2月9日まで、古河市の農場で1月28日まで。その後の検査で陰性を確認した上、国と協議して制限を解除する見通し。

アヒルは食肉用に飼育されるカモの一種。県内では食肉・愛玩用としてアヒルを飼育する農場が17カ所あるという。

県内では昨年1月にも、鳥インフルエンザが確認された千葉県内のアヒル飼育農場からひなが出荷された3農場で計2884羽を殺処分し、計約8600羽を移動制限対象としている。

翌2月には城里町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの感染が確認され、約80万羽を殺処分した。県内養鶏場での発生は2006年1月以来、15年ぶりだった。

匝瑳市のアヒル農場では、飼育しているアヒル約3千羽の殺処分が進められている。出荷先では茨城県のほか、埼玉県の2施設で約1800羽を殺処分した。千葉県での鳥インフルエンザの発生は今季3例目。

最近の記事

ニュース一覧へ

全国・世界のニュース