茨城・常陸太田 市立図書館で入門講座 古文書読んでみよう 親しむ会、こつ伝授

初めて開かれた古文書の解読講座=常陸太田市中城町
初めて開かれた古文書の解読講座=常陸太田市中城町
茨城県常陸太田市立図書館(南宏史館長)と常陸太田古文書に親しむ会(大内仁会長)は5日、同市中城町の同図書館で、古文書の解読入門講座を開いた。「古文書を読んでみたいけど、崩し字が全く読めない」「どのようにしたら読めるのか分からない」という人たちに、最初の一歩を踏み出せる方法を伝えようと初めて企画した。

講座「はじめての古文書」では、大内会長が講師を務め、受講生15人が身近にある崩し字や地元関連文書などを使って、演習と解読を繰り返し、古文書の基礎知識や解読ツール、学習方法などを一緒に学んだ。

講座では始めに、「生楚者(生そば)」や「御手も登(御手もと)」など身近でよく目にする、崩し字の読み方やどんな文字で書いてあるかを解説。ひと目で分かる元の字から、崩していった字の変化を紹介した。さらに歌詞や源氏物語、奥羽日記などの字を、平仮名字体表と見比べながら解読文を作成するなど演習に取り組んだ。

慣れ親しむポイントに、▽平仮名の崩し字を覚える▽漢字の部首別の崩し字を覚える▽数字の表記を覚える-などを挙げ、解読文を書く場合の原稿用紙の使い方なども伝えた。

受講した磯野洋一さん(72)は「漢詩を習っているので、漢詩の崩し字を楷書体に戻すテクニックの参考になればと参加した。手掛かりはつかめた」と満足そうだった。

大内会長は「熱心に聞いてもらったし、楽しかった。これを契機に一緒に読む人が増えれば」と期待。南館長は「受講者の皆さんが食い入るように話に耳を傾けていた。古文書に親しむ人が増えることを期待したい」と話した。

同親しむ会は30年以上の活動経験があり、現在の会員数は7人。月2回、読み解く活動をしている。今回の講座は同親しむ会の活動を知ってもらおうと企画。募集人員を超える応募があったという。

最近の記事

ニュース一覧へ

全国・世界のニュース