コロナワクチン3回目接種 茨城県北初の大規模会場開設 常陸太田

新型コロナワクチンの3回目接種を受ける住民=常陸太田市中城町
新型コロナワクチンの3回目接種を受ける住民=常陸太田市中城町
■早期実施へてこ入れ

茨城県北地域で初となる新型コロナウイルスワクチンの県の大規模接種会場が26日、常陸太田市中城町の市民交流センターに臨時開設され、県北6市町に住む65歳以上の住民への3回目接種を始めた。県内の新規感染者数は下げ止まりが続き、死者は過去最多の水準を更新。高齢者の接種が伸び悩んでいるとして県や市町村はてこ入れを図る。

臨時開設は24日に急きょ決定。県看護協会や市町村の協力も得て2日間の突貫工事で開設した。26~28日と3月5、6日の計5日間開き、1日最大400人に対応。モデルナ製ワクチンを使う。

初日の接種は午前10時半すぎに始まり、住民は医師の問診後、三つあるブースに分かれて接種を受けた。同市天下野町の茅根始さん(87)は1週間後だった予約を大規模接種に切り替えたといい、「高齢だし早い方が良いと思った。これで一安心」。

県によると、初日は同市や日立市民ら約300人が接種。27日以降も市町村によっては予約に空きがある状況で、居住市町村を通じた予約と早期接種を呼び掛けている。

2回目から6カ月が過ぎた県内高齢者の3回目接種率は、24日時点で65%にとどまる。ファイザー製ワクチンを待つ人が多いことや、モデルナ製を扱う医療機関の不足などが背景にあるという。今月に入り県内では新型コロナの死者が高齢者を中心に57人(26日時点)報告され、月別で過去最多に上る。感染拡大と死者の増加に歯止めをかけるため、県は水戸、牛久、つくば、古河、神栖の5市に開設している大規模会場も28日は臨時で運営。接種率が低調な20市町村を対象に「高齢者特別枠」を設け、最大約3千人を受け入れる。

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