坂東総合高と岩井高閉校、最後の卒業式 新たな歴史託し巣立つ 茨城

継承式で坂東清風高代表の栗田真佑さん(左)に校旗を渡す坂東総合高の五島梨瑛さん=坂東市逆井
継承式で坂東清風高代表の栗田真佑さん(左)に校旗を渡す坂東総合高の五島梨瑛さん=坂東市逆井
保護者に見守られながら学びやを巣立つ岩井高最後の卒業生たち=坂東市岩井
保護者に見守られながら学びやを巣立つ岩井高最後の卒業生たち=坂東市岩井
茨城県立高・中等教育学校の卒業式が1日、県内各地で開かれた。少子化や欠員などによる県立高再編に伴い、本年度限りで閉校する坂東市内の坂東総合高(鮏川好夫校長)と岩井高(国府田一之校長)では、2年前に開校した統合校の坂東清風高(同)への継承式も行われた。最後の卒業生たちは誇りと寂しさが去来する中、統合校の後輩たちに新たな歴史を託して学びやに別れを告げた。

坂東総合高は1971年に猿島農芸高として創立。校名変更や学科改正を経て、2012年に現校名となった。今春74人が巣立ち、計4794人の卒業生を送り出したことになる。

卒業式では、クラス代表の3人に卒業証書が手渡された。卒業生を代表し人見友里菜さん(18)は「充実した高校生活だった。3年間で身に付けたことを生かし、人生に役立てていく」とあいさつした。

継承式では、同校の生徒会長だった五島梨瑛(りょう)さん(18)が、坂東清風高の2年生に校旗を手渡し、卒業生たちから拍手が起きた。

式典後、安藤颯太朗さん(18)は「坂東清風高の後輩には、学校生活を充実させて、新たな歴史をつくってほしい」とエールを送った。

岩井高は1927年に岩井実科高等女学校として創立。岩井高等女学校を経て48年に現校名となり、2008年には岩井西高が統合。卒業生は今春の87人を合わせ計2万10人となる。

今春の卒業生は修学旅行中止やオンライン授業など、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた。

卒業式の答辞で、星谷健斗さん(18)は「コロナが収束しない中で支え合い、少しずつ成長した。3年間は一生忘れることのできない宝になった」と振り返り、「伝統ある岩井高校の最後の卒業生として、誇りを胸に母校を巣立つ」と述べた。

星谷さんから校旗を受け取った坂東清風高2年の倉持咲希さん(17)は、「先輩たちの歴史をしっかり受け継ぐ覚悟が生まれた」と式典後に語った。

この日卒業式があったのは、通信制と坂東清風高を除く県立高・中等教育学校計95校1分校のほか、私立高12校、県立特別支援学校4校。

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