風船に願い込めて 茨城・常陸太田 久米小で閉校行事

児童が願いや将来の夢を風船に託して大空に飛ばした=常陸太田市大里町
児童が願いや将来の夢を風船に託して大空に飛ばした=常陸太田市大里町
三つの小学校の統合で本年度で閉校する茨城県常陸太田市立久米小学校(同市大里町、根本幸恵校長、207人)は5日、記念撮影やバルーンリリースなど閉校記念行事を行った。児童たちは久米小での思い出を胸に刻み、一人一人の願いを込めた風船を大空に飛ばした。

コロナ禍で地域住民との交流イベントなどは中止し、ドローンを使った全校児童の集合写真や各学年、各クラスごとに記念撮影を行い、教職員が収録した地域住民へのインタビューや学年ごとに行った合唱の動画などを各教室で楽しんだ。

バルーンリリース「夢をのせて」は、土に返る天然素材の風船を使用。「戦争と災害がなくなるように」「コロナウイルスの終息」「消防士になりたい」「五輪で金メダルを取りたい」など、子どもたちの願いや将来の夢を書いたカードを風船に付けて保護者と一緒に青空に放った。最後に全員で声をそろえ、「ありがとう久米小」と感謝した。

6年生の後藤鈴奈さん(12)は「風船を飛ばしたことをいつまでも胸の中に残したい。運動会で放送を担当したことが印象に残っている」、鈴木双葉さん(12)は「皆の久米小への思いが風船とともに一気に飛んでいった。久米小の伝統を引き継いでいってほしい」などと感想。菊池亮成君(12)は後輩たちに「自信を持って生活していけば何事もできるはず。頑張ってほしい」とエールを送った。

根本校長は「久米小を支えてくれた全ての人たちに感謝を伝えようと企画した。子どもたちにはものごとへの感謝、感謝への気付きをいつまでも持っていてほしい」と話した。

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